第41話 IとY

めちゃくちゃな合コンから数か月。
一風かわった合コンがとり行われた。
場所はまたもや六本木!
なんとしゃぶしゃぶ屋!!
しゃぶしゃぶ屋で合コンなんて・・・!?
いったいどんな飲みになるのかと
「変わった期待」に包まれていざ出陣!

相手にドタキャンが出て2:3。
うむむ、幸先悪い。
しかし今日の相棒はアノ二人。
きっと何かが起こるに違いない!?

友人Iがパセリ役になり僕はゲストだ。
完全個室で
ひょっとすれば結納ができそうな部屋。

Sの必殺技
「とり付き合ってくれっ!! ←詳しくは恋愛教室
 とり結婚しようっ!!!」  「合コンのススメ」参照
がまたも火を吹く!
なので、僕はもう一人の子Yちゃんと
バカ話に花を咲かせていた。

友人Iがトイレに立つ。
僕も追う。

「今日、俺いってもいいんでしょ?」
「あぁ、いいんでないかい?」
「んじゃ、そろそろカラオケ行くかー」
「おっけー」

いつものパターンになるかと思いきや、
メドレーゲームは数曲で終り
ノリノリダンスカラオケと化したのだ!

Yちゃんが
サバイバル・ダンスを
踊り倒したのがきっかけとなり
健全な(!?)カラオケと化した。

うむむ、どうしよう?
来週末に横浜で花火があるから
それに誘うか!

誰かが歌っている隙に
アタァァーック!

「ねぇねぇ!!」←周りがうるさいので大声
「なぁーに??」
「来週さぁー!!」
「うん!?」
「花火に行こーよぉー!!!」
「・・・」
「いこーーーーよー!」
「うん、考えとくー!!」

今イチな返事。
ま、こんな時もあるわな。

声が枯れるくらいまで
歌いまくってお開きに。
今日、僕はIの寮にお泊りだ。

方面が一緒なので
IとYちゃんと僕が同じタクシーに乗った。
適当に話をしてると
あっという間にIの寮についた。

やべ、花火のこと
もう一回押しとかなきゃ!
「ねぇ?」
「うん?」
「あのさ、来週マジで行こうよ」
・・・

そしたら、びっくり!
ここでYちゃんがIにサインを送ったんだ。

「あぁ、じゃ一緒に行こうぜ」とI。
え、マジ?そういう事になってたの!?
それならそれで言ってくれればいいのに!

「あ、じゃいいよ。二人で行ってきな。
 じゃね、おやすみ」
・・・と言うのが精一杯でした。

タクシーを降りてから寮まで5分。
てくてく歩く道中
僕とIは一言も話をしなかった。

彼が僕を裏切ったのは
これが最初できっと最後。
不思議と怒る気持ちにはなれなかった。
でもやはり気まずかった。

一言言ってくれればいいものを。
しかし、あいつがこうしたぐらいだから
それなりの理由があったのだろうと
何も聞かずにいた。

それから5年後。
2000年6月、彼らは結婚した。

あっははははは!
やっぱりね〜。
それなりの理由があったんだよな。

おめでとう・・・。
やはりしゃぶしゃぶ屋さんの合コンは
結納だったんだね。

そういえば、S。
とり結婚してくれっ!と言って
一度デートしたけども
彼女と結婚はしなかったようですね。

Form Martin


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