第40話 むちゃくちゃな合コン 〜前編〜

「どう、最近調子は?」
と電話をしてきたのは
中学からの親友君。

「合コンやるんだけどさぁー、
 くるかい?」
「もちろんでございます!」
「あっははは、了解。
 でさぁ、紹介したい子もいるんだよ」
「え?なになに??」
「お前ン家の近くに住んでる子がいるんだよ。
 結構可愛いし、ちょうどいいかもよ」
「りょう〜かい、とにかく会ってみないとな!」

・・・
全然懲りていないマーチン。
「縁は最大限に生かす」
というそれらしいモットーにより
しぶしぶ合コンに参加することになる。

場所は六本木の洒落たお店。
場所はいいんだけど
六本木だとお金がかかるんだよね!

さて当日!
妙にビシッ!!とキメて出勤する。

「今日は絶っっ対6ピタで帰ります」
と明言して仕事する。

「どうしたんだ?」
「合コンですよぉ〜」
「元気なやつだなぁ・・・」
「はい♪」
話のわかる上司だったので
朝一番にご報告。

PM6:00.
ジャストに ぴゅっと飛び出して
六本木へ!

「おおーっす」
「おう、来たか」
「悪いかぁ!どうだ??」
「ま〜ぁまぁじゃん。4〜5点」

・・・
ホントだ。

僕らの点数は
厳しいのか甘いのかさっぱりよく解らない。
5点とは「一般では充分」
な点数である。

4VS4の合コンがいざ始まる!

合コンの鉄則。
仲間同士協力体制をしく!
これ大事だね。
男女共通だよ。

さて、僕らの合コンは自己紹介などなく
名前くらい言ったかな・・・?
とにかく隣の人と話始める。
人数多いから
2:2の組をふたつ作るようにして盛りあがる。

そして一時間後。。。
トイレで極秘ミーティングが開かれる。

例えばペアの男がトイレに行くと
僕も行く。
そこでToday,イクかイカないかを話し
役割を決める。
恐らくこの間に女の子も
「きゃー、どっちがいい?」
と話してるはずなんだよ。。。

友達を先に帰すと
別グループの友達がくる。
情報交換して僕が帰る。
チェンジ希望があればここで変わるわけだ。

こうして見え見えの極秘ミーティングが終わる。

「今日とりあえず仲良くなってまた後日」
なんてアマイ考えは誰一人いない。
文字通り「一発勝負」だ。

この日はうまいこと
希望がバラけて全てカップルになった。

「よーし、じゃあ二次会だー。
 男\7000女\5000ね」
と幹事。

店を出て幹事君が来た。
「ほら、\3000」
「まじ?」
「当たり前じゃん」

あいかわらずだ。。。

解るかな?
そう、実は全員\4000だったんだ。
悪魔でしょ〜!?
こういう人いるから気を付けてね。

・・・なんて事もあるけど
この日はありませんでした!

こうして舞台は二次会へと
続くのであります・・・。

To Be Continued...

Form Martin


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