第24話 ぶっちぎり君が一番だね

やるせないドタキャンから2日後。
もう電話も待たなくなった頃に
電話が鳴った。

ルルルル・・・

「はいっ、マーチンです」
「あっ、あの、Sです。
 分かりますか?」
S??誰だ?
あ!

「もちろん!
 一緒にラーメン食べたじゃん」
「あ、嬉しい!そうです」
そう、この子は8番のSさん。
僕にサインを出した子だ。

「Nと会ったんですねー」
「うん、ちょっとね」←どこがちょっとじゃ!
「そっかぁー。
 ねぇ、今日会えませんか?」
おわ、マジで?
なんか裏があるのか?
うむむ、まぁいい。
話を聞いているならそれはそれで良しだ。

「うん、いいよ。
 あ、でもお店あるから遅くなるけど?」
「はい、私も実はバイトしてるんで
 ちょうどいいですよ」
「じゃ、23時渋谷で」
「はい」

こんな事があるのか?
どちらにしようかなで
やめた方から誘われるなんて。
しかも本命にフラれた後で。
う〜ん、タイミングがいい。
ツイてるかも。

仕事も上の空で張り切り
いざ渋谷へ。

しっかし冷静に考えると
夜11時の待ち合わせなんて
どんなデートなんだ?
ちょっと飲んだら
ホテル行くしかないじゃん。
うむむ、そう上手くいくのかな?

「こんばんは」
「こんばんは。久しぶりだね」
「はい」
「お腹すいたね〜。
 ご飯食べに行こうよ」
「はい!」
大学が渋谷にあるので
渋谷は詳しい。

「何が食べたい?」
「えーっとぉ、、、
 笑わないで下さいね。。。
 ラーメンがいいなっ!」
「あははははは。
 いいよ、行こう!」
「やっぱり笑うんだぁ」
「いや、ちょっと面白かっただけ。
 くっくっく」
別にラーメンって言うのに
笑わないでって言うことも無いと思って
笑っただけ。

美味いけど
お世辞にも綺麗とは言えない店に
Let’s Go!
なんでラーメン屋はどこも汚いのかなぁ?
この世の七不思議だ。
って言うと
「うちは綺麗だぞ!」と
抗議が来るかもしれないが
殆どそうだよね。

ラーメン食べて
バーで飲んで
そろそろ行くかと店を出た。
一体何処へ行くんだ、マーチンよ。

散歩をして道玄坂を登り
渋谷109の階段でおしゃべり。

「げー、もう3時じゃん」
「あーっ、本当だ〜」
「う〜ん、
 あのさぁ、ホテル行こうよ」
「えぇ〜っ!?」
「絶対手は出すけど無理強いはしないよ。
 それは約束する」
これは本音。
「。。。
 うん、わかった。。。」

やっっっったっあぁ〜!

ちなみに男性諸君。
この口説き(?)はなかなか通用します。
機会があったら是非お試しあれ。

嬉しいのとナチュラルハイで元気な僕。
どっこにしようかな♪
「チェックアウト 12:00」の看板発見!
決まり。

カチャ

「綺麗だけど狭いね〜」
「渋谷だもん」
「そうだね〜」
そう、都内のホテルは概ね狭いのだ。
23区内外で2、3倍は違うんじゃないだろうか?
別にいいんだけど。

「シャワーしてくるね」
今日は僕が最初。

「こうたーい。行ってきなよ」
「。。。うん」
ちょっと緊張してるみたい。

ベッドで半分寝ながら待ってると
彼女が入ってきた。
ちゃんとバスローブを羽織っていた。
おっけーい。
心で呟く。

以前こんな事があった。

同じように待っていたら
なんと昼間着ていた服をそっくりそのまま着て
ベッドに入ってきたのだ!
しかもGパン。
あれは衝撃的だった。
勿論一切、手を出さなかった。
そこまでするなら付いて来るな!

抱き寄せて暗闇の中のキス。
キスの雨を降らせる。
よし、、、
オッケーみたいだ!

「。。。やっぱり、
 こうやっちゃうんだよね」
「嫌?」
「嫌じゃないよ。。。」

嫌じゃないよ。
くあー、こういうの良いよね!
ホントに可愛い!
男心をくすぐる反応だよ。
男ってベッドの中で
「この子ホントに可愛い」って思ったら
かたかたちんちんが
ダイヤモンドちんちんにパワーアップするんだ!
そして玉数も増える。
僕はもともと多いらしいんだけど。

戯れも盛り上がり
さぁっ!って時に彼女がこう言ったんだ。
「ねぇ。。。して」←超色っぽい声ね
うわー、可愛い!
「うん!」←スーパーダイヤモンドちんちん
抱きしめられてまた一言。
「ね、、、して」
そんな事言われたら僕は
闘牛状態!
うおぉぉぉぉぉおおん!

「ねぇ、アレして」
!?
「アレ付けて」
あぁ!スキンの事かぁ!
またやった、スーパー勘違い。
そしてスーパーダイヤモンドちんちんは
かたかたちんちんへ2ランクダウン。
何とも紛らわしい言い回しでした。

ここで終わろうかと思ったけど
翌朝面白いことがあったんだ!

翌朝。
彼女がいちゃいちゃしてきて目を覚ました。
「あ、おはよ。。。」
僕は寝起きが悪い。
しかも何故かカーテンが空いていて
部屋が明るい。
「うん、おはよー♪」
「元気だね〜。。。」
「うん!
 うっう〜ん、気持ちいい!」
彼女は上体を起こし背伸びをした。

あれ!?
「ね、ちょっと胸見せて!」
「えっ、ど、どうしたの?」
「いいからさ、ちょっと見せてよ」
「えっちー。。。」
一気に目が覚めた。
とっひょーん!
乳首がすっごい綺麗なピンクなんだ!
普通のピンクじゃなくて
えーっと、、、
そうだ、この背景に飛んでるトンボ。
トンボの頭のピンクを濃くしたようなピンク。
(頭が見えないトンボもいるけど、見える方ね)

「凄い綺麗なピンク色だね。。。
 びっくり、マジ感動だ。。。」
「そうなの。なんかピンクなんだよね〜」

うん、自慢していい。
『世界一ピンクなビーチクコンテスト』があったら
絶対優勝間違いなし!

あー、カメラ持ってればなぁ。
「お願い!マジで感動したから写真とらせて!」
とか言ってお願いしたろうに。

あれから7年。
色々拝見致しましたが
ぶっちぎり君が一番だね。

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