第9話 祝!初ラブホテル

退院とともに高校2年がスタート。
しかし病院通いが続く。
幸いというべきか
学校の目の前なので
毎日の通院もそんなに苦ではない。
そんな中
入院中に仲良くなった
ある看護婦Xさんと飲みに行くことになった。
高校生なのにね!

その病院は
若い看護婦さんが多く
みんな年齢が近い。
Xさんは3歳上だ。
もう一人2歳上の
仲良し看護婦Kさんと
3人で行くことになった。

Xさんはずっと入院中に
「マーチンが年下でなかったら
 すぐ彼氏にするのに」と
言ってくれていたので
正直かなり期待していた。

夜の街へ繰り出す。

一軒目を出て二件目
彼女行き付けのバーへ行く。
三人でわいわい飲んでいる最中
Xさんの男友達が登場。
仲良く話してるなと思っていたら
なんと消えてしまったんだ!
二人で。

マジで。。。

かなりシビれた僕は
「シビれることするよね〜」と
Kさんと話しながら飲んでいた。
0時をまわり店を出る。

当時は留守電があるくらいで
ポケベルすらビジネスマンしか持っていない時代。
Xさんに連絡を取る術(すべ)はない。
「私、今日は彼女の家に泊まることに
 していたから帰れないの」
とKさん。
確かにKさんの家は遠い。
「僕も友達ん家に泊まるっていったから。。。」
これはウソ。
「どっか泊まろっか。。。」
「うん」

やた!初ホテルだ〜!!

しかしこの日は金曜の夜。
ホテル近くの路上で
「満室やでぇ〜」と
酔っ払いにからまれる。
いつもならグーで殴るとこだが
今日はかんべんしてやろう。

ホテル到着。

げっっ!
本当に満室。
あ、よく見ると
スイートルームだけが空いていた。
行くしかないでしょ!
お金を出していたら
Kさんも助けてくれた。
さすが、年上!

いざ入室。
すごく広い。
ベッドルームは
全面鏡ばりでキラキラと
小さなライトが天井についている。
ベッドは。。。
本当に丸い!
回らないんだけど。

Kさんはすぐに
「眠ぅ〜」と言って
ベッドへ雪崩れ込む。
慌てて僕も。
1分ぐらいどうしていいかわからず
じっとしていた。
意を決して抱きついたら
彼女の積極的なこと!!

この時の僕の経験。
人生たった一発。
チェリーボーイ同然。
そんな僕は彼女の積極さに
引いてしまい萎えてしまったのだ!

「え、なんで!?どうすればいいんだ!」
焦れば焦るほどダメになる。
そのうち酔いもあり寝てしまった。

。。。

チュッ
ん。。。?

「おはよう」
「あ、お、おはよう」
「シャワー浴びてくるね」
「あ、うん」
「覗いちゃダメよ」
覗きたい。。。

こうして僕の初ホテルは
何事もなく過ぎ去りました。

この日の僕にとって君は
あまりに大人の女性でした。
甘酸っぱく
もったいなかったなぁ〜という
想い出です。

Form Martin


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