まずは、これをご覧下さい。ある生徒さんからのお手紙です。
ある若い女の子が、思いっきり中年男性に誤解されて肝を冷やした話を聞いて、男性が思いこむ「女性からのサイン」というのはあるんだなぁと思いました。
運転を女の子に教えるのに、手を添え、膝を触り、視線の確認として、女の子の頬に顔を寄せる、体調が悪そうなその女の子の頬を手の甲で触る。女の子は、運転を教えて貰っていて悪いから、膝を触るなど嫌な接触も笑顔で我慢していたそう。頬を手の甲で触られたのも、心配しただけのことと思ってたそうな。中年男性は、女の子が受け入れてくれたからだと思っていたらしいです。
その後、女の子の肝を冷やす出来事があったのですが、何とか無事に女の子は切り抜けました。その出来事の最中も、女の子の心の片隅には、色々な気兼ねがあったらしいのですよ。きっと、穏便にしたかったのでしょうね。
若い女の子って、大抵のスキンシップは、学生時代までに体験してきたから、中年男性の思惑やら、豹変する恐れも男性にはあることなんて知らず、ある意味無防備なんですよね。中年男性の方も、女の子からのサインだと勝手に思いこんで、顰蹙なんてもんじゃないことやっちゃうし。女の子は、な〜んにもサインなんて送っていないのにね。
それでお願いなのですが、危機管理の仕方と、誤解されやすいサインについての授業をお願いします。それと、間違いやすい「女の子からのサイン」についてもお願いします。(掲載につき、加筆修正を加えております)
▼ セクハラ? ▼
「男性が思い込むサイン」と言うよりも、これはセクハラにどう対処するか?というテーマのような気がします。仕事などが絡む場で触れ合うようなサインを送ることは反則です。それに対してどんな反応が返ってきても、それは何の役にも立ちません。この例で仮に男性が「真面目にサインを送っていた」としたら、恋愛初心者からもう一度修行を積ん頂きたいところです。
▼ サインを送る前提 ▼
仕事などが絡むと言いましたが、要するに「公平な立場=50:50で断れる状況」でなければ、サインはその意味をなしません。送っていけないとはいいませんが、「許されるレベル」が感覚としてわからない人は送るべきではないでしょう。さもなくばセクハラになってしまいます。
例えば「コピーとって下さい」とお願いする時に目線を送るとします。Aさんがやったら「きゃー♪」。Bさんがやったら「セクハラよっ!」。
セクハラとは「皆に公平なものさしではなく、その人のキャラクタに依存するもの」だと思います。
▼ 無防備? ▼
このお話の女の子。中年男性がサインを送ってきていることには、気が付いていなかったのでしょうか?本当に『無防備』で解らなかったなら、それがまず一番に反省すべき問題です。ある程度大人になればお互いにサインは通じるものとして行動します。誤解されやすいサインとは、サインをサインだと気が付かずに受け取ってしまう事です。少なくとも「正しいサインの送り方」の講義に出てきたサインは100%サインだと認識してください。触れる行為は好意の証明です。付け加えるならば「好き」という言葉を会話やメールに出す場合もそうです。
「お前っていっつも元気だよなぁ〜。そういうお前って好きなんだよね(笑)」
え?例外がありましたか?それは「サインとなる行動を、サインとしてではなく行ってしまっている人に問題がある」のですよ・・・(^^ゞ
▼ 危機管理=断りづらいサインの捌き方 ▼
一番良いのは、第三者を介入させる方法です。今回の例、中年男性は自動車学校の先生でしょうか?そうであれば、これまでの事実を事務局に伝えるしか根本的解決方法はありません。もしくは「やめてください」と伝えることですね。
「それが言えれば苦労はしない」
と思いますか?いいえ、言える人はちゃんと言います。「言わなければならない事が言えない人は、本人にその原因がある」のです。その為にこのような危ない状況になってしまったのですよ。様々迫りくる危機を回避をする為には、それが出来なくてはならないのです。
送ってくるほうが悪い。それはみんなが認めますが、「送ってくるような人のサインを受け取ってしまったらどうなるか」を考えればよいのです。。。
▼ 間違いやすい女の子からのサイン=八方美人 ▼
誤解を招くサインナーの王者はこれです。どんな人へも気があるそぶりを見せ、恋愛初心者を次々と恋の魔法にかけてしまい好きだと告白させる。
すると・・・「はぁ?」
「はぁ?」じゃないでしょ!!(~o~)
性(たち)が悪いことこの上ない。男性より女性によく見かけるタイプです。泣かされない為の見分け方はこれです。
1.初対面から異様に優しい。
2.「よく見ると」みんなに自分と同じ事をしている。
3.サインを返してみると必ず引かれる。
4.ほっとくと、延々サインがくる。
5.同性に人気がない。
1〜4のどれか一つでも当てはまる人は、まず間違いありません。というより、どれか一つでも当てはまっていれば、他のものにも当てはまっています。5は「あ、やっぱりね」という駄目押しの確認にしましょう。
▼ Ah!スーパー勘違い ▼
最後に僕がシビれた勘違い話を。
会社に新しい人達が入社し、業務の説明をしていました。すると、あるコが「ジーっ」と僕を見ているのです。「あれれ?」と思っていたのですが、目が合うといつも「ジーっ」なのです。これは・・・と思いちょっとサインを返してみたら「はぁ?」。
そのコはド近眼だった為、顔がよくわからずに「ジーっ」だったのです・・・。
全く、紛らわしい!コンタクトかメガネをしなさいよねぇ〜(^^ゞ
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