忘れられない恋といっても、いろいろあります。
自分から別れを告げたのに・・・。
もうダメだと思ったから・・・。
ハッキリ言われてしまったんだけど・・・。
今回のお話は、自分からあきらめた、自分も納得していた別れだったのに・・・そんな恋のお話です。
▼ どうしても忘れられない ▼
別れて1ヶ月、2ヶ月。そして新しい人との出逢い。
こういった中で、昔の恋に幕が降りていく・・・というのが、自然な恋の流れです。しかし、ときには「どうしても忘れられない」「なんとなく、ずっと心に残っている」そんな恋があるものです。
こんなとき、まずは「ひたすら前向きに」忘れようと努力することが一番だと思います。具体的には、「今の人との関係を強くする」、「恋人がいないなら、新しい恋人を探す」ということです。
しかし、それでもダメ。
どうしても・・・という場合の解決策として、僕は、
思い切って、もう一度逢ってみる
のがベストだと思うのです。
▼ ああ、やっぱり・・・ ▼
今回は、僕の事例をご紹介します。
半年くらい付き合っていたAちゃん。彼女は、美人でとても優しいところがあるのですが・・・難点がありました。それは、「軽いウソをサクサクつくこと、わが道を突き進むこため世話がやけること、元彼や他の男性と会い続けていること」でした。
何度か話をして頑張ってはいたのですが、ある日ケンカをしてそのまま音信不通、別れにいたりました。
その後、他の女の子とも付き合ったりしたのですが、イマイチ気分がすっきりしない・・・そこで別れて10ヶ月後、想い募って、「一度、二人で逢えないかな?」と、彼女に電話をしたのです。そして、翌日の22時にレストランで逢うことになりました。
翌日っていうのが、僕らしいですよね☆
(※皆さんが同じようなことをされる場合も、2〜3日以内には逢うように設定すべきだと思います。そうしないと、約束が流れる可能性が高いです)
さて、そのレストランは彼女の家の近くにあり、僕は待ち合わせの1時間前に、彼女の家の前を通ってみました。すると・・・部屋には電気がついているのです。
「・・・もう家には帰っているのか」
彼女が仕事で遅くなるからという理由で22時だったのですが、「これなら早い方がいいな」と思って、彼女に電話をしたのです。しかし・・・電話には出ませんでした。
「なるほど、わけありか・・・」
そう思って、僕はおとなしくレストランへ行きました。
そして、待つこと1時間と少し。22:35頃に彼女は現われました。
「おっす〜、久しぶりだね〜」 ←彼女です。
「ああ、久しぶりだね」
「元気だった?」
「まぁまぁ・・・かな」
(30分遅れてきて、いきなりこれかい)
ここで、僕の気持ちは若干ダウン。まぁ、僕が追いかけているほうなので、この程度であれこれは言いませんでした。
〜途中略〜
「・・・なので、今日も忙しくてね〜、
ずっと仕事だったんだよね」
「そっか、大変だね〜」 (・・・なんでウソつくんだろ?)
「マーチンは仕事頑張ってる?」
「うん、それなりに頑張ってるよ」
「そっかー・・・」
「でね、今日はさ・・・
もし良かったらもう一度頑張れないかなって思って・・・」
「・・・ヘンな別れ方だったもんね」
「うん」
「私、昨日一睡もできなかったんだよ。
急に電話なんてもらったから・・・」
「・・・」 (おっ!もしかして脈あり!?)
「最後のケンカのとき、なんて言ったか覚えてる?」
「・・・ううん」
「
本っ当に、めんどくさい女だな!
って言ったんだよ。
私、これだけは忘れないよ」
「そっか・・・」
ここで、僕は思い出しました。
そうだった。
コイツは死ぬほど めんどくさい女だったんだ。
遅刻のこと。
ウソのこと。
そして、このトドメで、僕の想いは完全に断ち切れたのです。
▼ 想い出は美化される ▼
復活愛が上手くいかない理由のひとつに、「想い出が美化されている」という点があると思います。納得の別れであっても、別れた後というのは、
楽しかったこと、幸せだったことのみを
ピックアップしてみている
のです。
僕の場合もそうでした。自分勝手な彼女ではあったけれど、とても優しい面がよかったこと、そして美人だったこと・・・。これが、情にプラスされて「復活愛」を狙ってしまう理由だったのです。
ところが、自分自身が一度は納得した別れ・・・であるなら、
別れに至るだけの理由があった
はずなのです。
これを、僕の例のように、勇気を出してもう一度会うことで、再認識できれば、今度こそ、
ああ、やっぱりこの人はダメなんだ
と思うことができるのです。
これが、
別れ選んだ自分自身の気持ちを思い出す
唯一の方法
であり、完全に思いを断ち切る方法だと思うのです。
▼ P.S.例外 ▼
この方法が通用しない別れもあります。
それは、冒頭の3番目に該当するような「こちらがフラれた場合」です。この場合は、そもそも自分が「別れ」という選択をしていないので、もう一度逢ったところで、それを思い出すことはできません。どちらかといえば・・・想いが更に募るだけでしょう。
また、僕のようなお話でも逢うことによって、更に想いが募ることがあるかもしれません。でも、僕はこう思います。
逢ったことで更に想いが募ったなら、
しっかりと、それを「もう一度だけ」伝えればよい
のです。
実る、実らないは、わかりません。
しかし、悩みながら「じっとしている」よりは、ずっと前向きだと思うのです。
どうしても忘れられないとき。
そんなときは、「もう一度だけ」自分自身の背中を押してみてはいかがでしょうか・・・。
|