マーチン先生の恋愛教室

一度別れた私たち

「 やり直すつもりはない」と言われ、続いている一年間 」


   
こんなお話がありました。主人公は23歳、ミチコちゃんです。

私は今とても好きな人がいます。その彼とは一度付き合っていましたが、「前の彼女が忘れられない」という理由でフラれてしまいました。

私は彼を忘れようと生活していたのですが、一ヵ月経ったある日、突然彼から何気ないメールが来て会うことになり・・食事をした後、自然に体の関係をもってしまいました。

「やり直すつもりはない」と彼に言われたのですが、他に特定の彼女も作らず、一年以上たった今でも、付き合っていた頃のような関係が続いています。

彼は「何度も離れようとしたけど、どうしても私から離れられない」と言います。それは、私も同じです。

彼は前の彼女にフラれたらしいのですが、そのことが気になっているのか、「女の子と付き合うことが恐い」と言うのです。だから、私も「もう一度やりなおしたい」と言い出せないままでいるのです・・・。

・・・。

「やり直すつもりはない」と言われ、続いている一年間。
あなただったら・・・どうしますか?


▼ 言葉と行動 ▼
言葉と行動、あなたはどちらを信じますか? 
例えば、「もう絶対浮気はしない!」と言いつつ、浮気を繰り返す恋人。
「絶対浮気しないでね!」とお願いしても、「そんなのわからない」。
でも、浮気をしないし、そんな雰囲気もない恋人。

誰だって、信じるのは後者です。つまり、


言葉と行動。信じられるのは行動なのです。


今の彼の気持ち。それは、行動が示している通りなのです。


▼ 復活愛は可能? 不可能? ▼
「昔の彼女が忘れられない」

そういって、ミチコちゃんは彼にフラれてしまいました。
そして、ミチコちゃんはそれを甘んじて受け止めました。

冷めかけた気持ちを、もう一度・・・。そんな想いを叶えたいときに一番効果的なのが、


「相手の気持ちが残っているうちに、一度別れること」


です。この賭け、成功すれば相手が追いかけてきて復活愛への突破口が開きます。しかし、失敗すると本当にそれっきりになってしまう・・・そんな、ハイリスク・ハイリターンな賭けです。でもミチコちゃんは、


知らずにこの賭けをして、成功した状態にある


のです。

マーチン論では「基本的に復活愛は難しい」と考えています。これは、「復活しても何度でも同じ問題にぶつかってしまい、結局また別れに至ってしまうから」なのです。ただ、例外もいくつかあります。

ひとつは、誤解によって別れてしまった場合です。
例えば、浮気をされていないのに、浮気をされたと誤解して別れてしまった・・・こんな場合は、誤解が解ければ高い確率で元に戻れます。そして、今回のお話のような場合も、復活愛が可能なのです。

昔の恋人が忘れられないといっても、それがいつまでも続くものではありません。通常の恋愛論で判断すれば、「絶対に新しい人を好きになってしまう」といえます。するとポイントは、


その相手が私なのか、他人なのか


という一点のみなのです。


▼ 事実に眼を向けて ▼
「やり直すつもりはない」と言いつつ、他に恋人を作るわけでもない。
「何度も離れようとしたけど、どうしても離れられない」。

そう言い続けて、もう一年が過ぎているのです。

彼が「やり直そう」と言葉に出してくれないのは、昔、大好きだった彼女にフラれてしまったトラウマが原因かもしれません。でも、そうではないかもしれません。だから、そんなことは気にせずに、


今の現実に眼を向ければいい


のです。

「離れようとしても離れられないんだから、 本気で続けようとして、どうしてもダメだったときに別れればいいじゃない」と。


努力とは、前向きにするものです。
別れられないものを無理に別れる必要など、どこにもないのです。


・・・。


「好きなんだけど、この人はあきらめた方がいいのでは・・・」
「好きなんだけど、別れた方が二人のために・・・」

努力とは、前向きに。
自分の気持ちに正直に、努力をすることが大切だと思いますよ。


written by Martin 2005.02.09



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