マーチン先生の恋愛教室

男の腕枕と女の胸

「 ぐっとくるシーン 」
「 安らぎの場所 」
「 甘えるということ 」

    女性の方、「男性の体のどこに一番男を感じますか?」と聞かれたら、あなたはどこだと答えますか?勿論、個人の好みがあるので「必ずこれ!」といった正解があるわけではありませんが、「腕」はどうでしょう?いいポイントいきませんか?
では今度は男性の方、女性の体のどこに一番女を感じますか・・・?

▼ ぐっとくるシーン ▼
恋愛ドラマがここ10年程ずっと流行っています。色々なドラマがあり、色々なシーンがありますが、特別僕が好きなシーンに「女が男を胸に抱き寄せるシーン」があります。男の背中側から抱き寄せるシーンも同じですね。

何故かと言われると答えに詰まりますが、「ぐっ」ときます。

僕自身甘えん坊だと思っているので、それが原因と思えなくもないのですが、どうも男の根の部分に関わっているような気がするのです。

「男は女がいないと生きていけない」

女の胸は男の心が帰る場所・・・ではないでしょうか?
「女を感じる」とは意味合いが少し違う気もしますけれど・・・。

いかがでしょうか・・・?

▼ 男の腕 ▼
男性が案外見落としている「女が好きな男の部分」がこれ。

「彼のおっきな腕を見たら、ぎゅって抱きしめて欲しくなる!」
「Hの時に彼の腕を掴んだら、がっしりしててキュンときた」

言われてみれば確かにポイント高そうです。「広い肩幅」、これも男の重要ポイントですが、その先にひょろっとした腕が付いていたら・・・ダッシュで逃げたくなるかもしれませんよね。

何故女性は「腕」に注目するのでしょう?

男女の関係は会話によるコミュニケーションから、スキンシップによるコミュニケーションへ移っていきます。手、腕はスキンシップへの入り口なのです。

男性はスケベ心からか、女性を腕から見る人はいない・・・と思いますが、コミュニケーションを大切にする女性の視野から見れば、男性の体・・・腕に注目してもなんら不思議はないのですね。

▼ 安らぎの場所1 ▼
ベッドの中で「男が女の胸で眠ること」はないように思います。映画やドラマでも、女が男の腕や胸で眠ってはいても、逆は目にしません。

これは、何を意味しているのでしょうか?
男にとって、ベッドの上が安らぎの舞台ではないことを意味するのでしょうか・・・?

男女が共に暮らし始めると「女は寝る前にSEXをしたがり、男は昼間にSEXをしたがる」ものです。また、SEXの後に布団を分けて寝たがる男は以外に多くいます。口に出す人はあまりいないと思いますが・・・。

男にとってベッドは好きな女を愛する場所。
共に愛しあう場所。

愛し合った後は・・・眠るのみなのでしょう。

でも、女は愛し合ったその腕の中が安らぎの場所。
だから腕枕を好むのです。

腕枕が嫌いな男は、腕枕を「愛の行為の続き」と捉えているようです。だから「もういいじゃないか、ウザイなぁ」となるのです。

では腕枕が好きな男は、何故腕枕を好むのか・・・?
それは「自分が必要とされていること」を実感し、腕の中でぐっすり眠っている恋人を見ることで「相手の幸せ」を感じるからだと思います。相手の幸せを自分の幸せと捉えられる数少ない場面のひとつでしょう。

ところで、僕は腕枕が好きなタイプなのですが、「さぁ腕枕しようよ」と思った時に・・・

「あたし、腕枕嫌いなのよね」

ということがありました。別に彼女が悪いわけでも僕が悪いわけでもありません。・・・相性が悪かったというべきなのでしょう。しかし、やっぱり寂しかったですね。

きっと、この寂しさは女性が男性に「重いから腕枕嫌だ」と言われる気持ちと同じなのだろうな・・・と思ったものです。

「眠る」という行為は三大欲求の一つです。

一緒に美味しく楽しく食事をする。
一緒にステキなセックスをする。
そして、一緒に幸せに眠りたい・・・と男女共に思えれば問題ないのですが。

▼ 安らぎの場所2 ▼
では男が女に安らぎを求める場合とは・・・?

女の胸に男が頭をうずめるのは、挫折しそうな時、スランプの時・・・そんな落ち目で「倒れそうな時」です。そう、以前お話した「倒れそうな男を女が支える時」がこれにあたるのです。

「慰めてあげる・・・」

というセリフに代表されるこのシーンは、頑張る男が挫けそうな時に女が支えてくれることを意味しています。頑張らない男は、支えてもらえない・・・のです。男はツライのですね。

▼ 甘えるということ ▼
「甘える」とはどういうことでしょう?
わかっているようで説明できない言葉・・・のひとつに思えます。

辞書で調べてみると色々出てきて興味深いですが、つまるところ「相手の好意や自分を理解してくれることを予想した上で、慣れ親しんだ行動をすること」と言えそうです。これはつまり「愛情確認をする」ということでしょう。

「ねぇ、私のこと愛している?」と聞くか、甘えるか。

なかなか言葉に出してくれない彼をもったあなたは、甘えましょう。
言葉に出して欲しいのが女心ではありますが、コミュニケーションは言葉だけではありませんからね。

ところで、男が女に甘えるときは、愛情確認というより「何かを与えて欲しいとき」・・・そんな気がします。

愛を与えて欲しい?
勇気を与えて欲しい?

結局これは愛情確認と同じこと・・・?

男女がお互いに甘えられるようになったら、二人の関係はまた一歩前進!・・・と考えていいのではないでしょうか。

   
「ねぇ、私のこと好き・・・?」
 It's wrong that you want to be petted all the time.

 甘えっぱなしはまずいけれどね。
written by Martin 2001.04.14



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