ああ、こういうのを「愛してる」っていうんだ・・・
そう思わされることがあったんだよ。
映画を観たんだ。
「トータル・フィアーズ」っていう映画。
少し前の映画だから、レンタルでね。
お話は、頭を使うアクションもの。
ええっとね・・・
アメリカとロシアを戦争させようとする、
悪い人たちがいるんだ。
その人たちは、独自に原爆を作りあげて、
アメリカで爆発させてしまおうと計画する。
そして、アメリカにはロシアの仕業に見えるようにしむけるんだ。
これを怪しいと感づいて捜査するのが、
アメリカCIAのジャックと、上司のキャボット。
そして・・・本当に爆弾が爆発してしまう。
キャボットは、爆発に巻き込まれて重傷に。
ジャックは、ケガはするものの、
すぐに捜査を始めるんだ。
そして、爆発した原爆がロシア製でないことを突き止め、
入院中のキャボットのもとへ走る。
「聞いてください!」
と、キャボットに報告しようとするジャック。
そこで、キャボットはこう言うんだ。
「・・・妻は?子供は?」
えっ?それどころじゃ・・・?
というような顔をしながらジャックは言う。
「爆心地から遠いところですので、大丈夫でしょう。
心配ありません。それより・・・」
すると、キャボットは、またこう言うんだ。
「・・・恋人には会ったのか?
彼女に・・・彼女のところへ行け」
キャボットはこれで息絶えてしまう。
アメリカとロシア。
全体が戦争になれば、何億もの人が死んでしまう。
そう思って、頑張っていたジャックの姿。
それとはあまりに対照的。
何億もの命よりも、妻、子供。
愛する部下と、その恋人を想ったキャボットの姿。
ひとこと、「すごい・・・」って口にでちゃったよ。
「愛してる」って、きっと、こういうことを言うんだろうね。
・・・。
うまくは言えないんだけどね。
僕もキャボットのようになりたいな・・・って、
そう思いました。
P.S.今日も元気に頑張っていますか?
From Martin