君とふたりで見れたなら (2001年12月20日 第116号)

親愛なる君へ

僕のちょっと好きなこと。
今日はそんなお話をしようか。

深夜のお散歩ってしたことある?
・・・あっ、君は危ないからしちゃだめだね。

深夜っていうより、明け方かな。
4時とか5時。

仕事が一息ついたら、
僕は気分転換にお散歩をよくするんだよ。

コンビニまでのお散歩だ。

夏とは違ってとっても寒い。
だけど、冷たい空気がぼやけた頭に気持ちいいんだ。
冷たい空気が気持ちいい・・・ってわかるかな?

とっても、気持ちいいんだよ。

空を見ると、星がたくさん見える。
冬のほうが、星が綺麗に見えるんだ。

おなじみのオリオン座を見つけると、
冬がきたなぁって実感する。

コンビニに着くとね、いつものお兄さんがいるんだ。
きっと、お兄さんも・・・
「いつものお兄さんが来た」って思ってるんだろうね。
なんか、笑えちゃうね。

そしていつも肉まんを買おうとするんだけど・・・
いつも、掃除中で買えないんだよ。
おでんもそう。
やんなっちゃう。

こんなとき、
「君だったら何を買うんだろう・・・」って思いながら
買い物をしています。

帰り道。
うまいタイミングだと、朝焼けが見えるんだ。
スキーに行くときに見えるのと同じ。

とっても綺麗なんだよ。

誰もいない、明け方の道。

ひとり占めの朝焼けって・・・、
とってもとっても綺麗なんだから。

君とふたりで見れたなら、
もっともっと綺麗・・・なのかもしれないね。

P.S.今度はふたりっきりで、朝焼けの散歩にでかけよう。
    ・・・君が起きていられたらね。
                                From Martin


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