「何でもいいよ」って言われて困るワケ (2001年6月5日 第94号)

親愛なる君へ

「なに食べたい?」って聞くと、
君は必ずこう言うよね。

「何でもいいよ」

「何でもいいじゃなくて、何か言ってよ」
って僕が言い返す。

だって・・・
僕がまた、店を決めなきゃいけないから困るんだ。

「遊びに連れてってよ」
「そうだね、何処がいい?」
「んっとぉー・・・どこでもいい」

ほらまた。

僕は面倒くさがり屋さんだから、
僕にタマを渡しちゃダメだよ。
計画倒れになっちゃうよ。

・・・でもね。

「何でもいい」
「どこでもいい」

これが、本当なんだよね。

「ええ?!こんなお店イヤ!」
「海外旅行に行きた〜い。
 ダメなら北海道か沖縄〜!」

なんて言うのは、僕と一緒にいたいんじゃない。

お店に行きたい。
旅行に行きたいんだ。

お友達への見栄があるのかもしれない。

だけど、恋ってさ・・・
見栄なんかより
幸せそうに、
楽しそうに、
目をへの字にして笑っている人が、僕はうらやましくなる。

「たまには、何処かへ連れて行ってあげないと」って思うくらい
一緒にいるだけで幸せなのが・・・
きっと、本当に幸せなんだ。

そうだ。

さっき、ふと気が付いたんだけどね。
「何でもいいよ」って言われて困るワケ。

実は・・・
僕も何でもいいからなんだよね。

P.S.計画倒れになっている、銀座のあのお店へ・・・
    アイスクリームの串焼きを食べに行こう。
                                From Martin


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