近くにいても久しぶり (2000年10月12日 第55号)

親愛なる君へ

久しぶりに逢ったのに
久しぶりに感じない。
これっていい事なんだろうね。

高校生や大学生の頃の恋愛は
自由に羽ばたいていたような
そんな気がする。

「朝から学校だーっ」と文句を言っても
夕方には終わる。
「恋人が別の学校なの〜」と言っても
気持ち次第で夕方や土日が使える。
「クラブが忙しいの・・・」と言っても
近くから応援できるし
夜中まではない。

気の持ちようで自由に羽ばたけるんだ。

え、そんな簡単じゃないって??
うん、それは解るよ。
その時はその時がパワー全開だもんね。
僕が高校生の時も
パワー全開で悩んでた。

10年経った今思えば
今より自由だったなぁって思うんだよ。

大人になると
無駄に気持ちを抑えたりとか
凄いストレスとか
仕事が朝まであったりとか
恋の天敵が増えてくるんだ。
そう、恋の天敵がね。

だから近くにいても
「久しぶりだね」っていう事が
多くなるんじゃないかな?

「久しぶり!元気だった?」と言ってニッコリ。
マシンガンのようにいっぱい話してわっはっは。
ぎゅーと抱きしめて「愛している」。

その後に
「寂しかったな・・・」と思った事がある。
「久しぶりなのにそんな感じがしない!」と思った事もある。

僕の親友の定義。
「何年ぶりに会っても、
 昨日迄会っていたかように話が出来る」

これは恋人にも共通する部分があると思う。

心が通じ合っている者同士は
無駄に心配をしなくなる。
会わない時間を上手に過ごすようになるんだ。

「寂しい」という想いは
「不安」の象徴なんだろうね。
「一緒にいると安心する」って
言ったことあるでしょ?
ずっと不安だと滅入っちゃう。
上手に昇華しなきゃ。

逢えない間の過ごし方や
寂しくないコミュニケーションを
大切なあの人と培っていこうよ。

天敵に負けない恋ができるようにね。

P.S.寂しかったかい?
                                From Martin


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