その場所から歩き出そう (2000年10月5日 第53号)

親愛なる君へ

彼はもう歩き始めてたみたい。
時間が止まってたのは私だけ。
私の入る余地はなかったみたい・・・。

きっと、彼も辛かったんだよ。
辛さや悲しみを乗り越えるには
立ち止まっちゃいけないんだ。
前に進むことが
一番の近道になるんだよ。

三年半という時間は
決して短くない。
たくさんの事があった筈だ。

今思い返すと
楽しかった事ばかりが
浮かんでくることだろう・・・。

彼に出会う前、
君は誰かを好きだったかい?
何かに打ち込んでいたかい?
きっとそんなある日
彼に出会った。

それからは
それまでと違った日々が
過ぎていった事だと思う。
彼と共に
大切な瞬間(とき)を生きてきたんだ。

彼はありがとうと言った。

「友達としてまた会おう」
「またね」
と言って別れる別れ程
辛い別れはないんだ。

「またね」と言って別れても
もう会うことはない。
会おうと思っちゃいけない。
それは過去にしがみ付くことに
なってしまうから。

出会いと別れ。
どちらが始まりかと言うと
僕は別れが始まりだと思う。

出会いは解り辛い。
知らずに出会っていた恋もある。
しかし別れは解り易い。

神様が与えたこの苦しみを
もがきながら乗り越えるんだ。
乗り越えた暁には
もっと素晴らしい出会いという
ご褒美があるんだよ。

その為に大切なこと。
それは、歩き始めることなんだ。

斜めでもいい。
横でもいい。
今存在するその場所から
歩き出そうよ。

歩いていると
いつかきっと出会う。
ばったりとね。

「・・・!やぁ元気?」
「あなたこそ!」

P.S.「あっ、この人新しい・・・」
                                From Martin


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