残り半分照らせれば (2000年9月8日 第47号)

親愛なる君へ

月が好きだなんて知らなかったよ。
じゃあ・・・
今夜は月を見ながら話をしようか。

天気があまり良くないね。
でも大丈夫、ちゃんと見える。
半分よりちょっと大きい月だ。

残念だな。
僕は真ん丸のお月様が大好きなんだ。

丸い月ってさ、
なんか「ほわっ」としていいよね。

地面に、僕の影もできて
「お月様も頑張ってるじゃん」って思う。

でも月ってさ、自分だけじゃ輝けない。
太陽が必要なんだ。

太陽の光を受けて・・・
今日は三日月。
今日は半月って毎日変わって輝くんだ。

毎日変わるとこなんか、君みたいだよね。

男も女も、恋人次第で変わるっていうのは
月と太陽みたいなもんだろうね。

もし、太陽が青く光ったら
月も青っぽく輝くと思う。

月も太陽も好きだけど・・・
どっちか選ぶなら僕は太陽がいい。

そして、君が綺麗に輝くように、
精一杯照らしていたい。

果てしない距離を超えて
太陽は月に光を送っています。

半分だった今日の月。
残り半分照らせればと、
遠い空の下からメッセージを贈ります。

P.S.僕が照らした「静かの海」で、今夜のデートをしよう。
                                From Martin


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