こんな時に効くクスリ (2000年8月31日 第44号)

親愛なる君へ

疲れちゃったって?
そうだね。
恋をしていると・・・
疲れちゃう時があるよね。

例えば、両想いになれそうでなれないとき。

大人になるにつれ・・・
みんな真っ直ぐに恋ができなくなるじゃない?

子供の頃はさ、
相手が誰を好きだろうと、
自分のことをどう思っていようと、
好きな人が好きだった。

大人になると・・・
好きになりそうな人には
あらかじめ、「好きよサイン」を出すじゃない?
そして・・・
サインが返ってきたら次の段階へ。
こんな恋が多い。

なんとなく、お互いに確かめてから
ある程度、見通し立てて恋するようになる。

みんな臆病なんだよね。

サインが返って来た。
と思って次のアタックをするのだけど・・・
ここでひらっと避けられることがある。

あれっ?
もう一回・・・。

やっぱりダメ。
勘違いだったのかな・・・?

すると、
忘れた頃に相手から「好きよサイン」が。

なんなんだよ!
気が向かないから、ほっとこっと。

そして・・・
夜に布団の中でまた悩むんだ。

「あれは何だったのかな・・・」

翌日、勇気を出して
もう一度・・・
もう一度サイン発射!

ひらっ。

なぁぁぁんなんだよぉ!

なんか・・・もう疲れちゃった。

タイミングが悪いのかな?
すれ違ってるような気がする。

こんな時に効くクスリ。
・・・は、ないんだけどさ。
初心に返るのがいいんじゃない?

サインやめて。
様子見るのもやめて。
一直線に向かってみようよ。

他で気を紛らわしても解決にならない。
駄目なら駄目で節目にしよう。

すれ違わないように、まっすぐ行こう。
そう、まっすぐにね。

P.S.下手な技に凝るよりも、素直さが一番の武器です。
                                From Martin


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