二人じゃないと出来ないこと (2000年8月29日 第43号)

親愛なる君へ

どうして君と過ごす時間は
すぐに過ぎてしまうのだろう?
もっともっと一緒にいたいのに・・・。

僕は、恋人と映画を見るのが嫌いだった。
何故だか分かるかい?

なにも映画を見なくても。
二人で居るのだから
二人じゃないと出来ないことをしようよって。

これは、今も、一理あるとは思っているんだ。
でもちょっと変わったよ。
「二人の時間を一緒に楽しむこと」は
何をしても同じなんだよね。
だから映画でもいいんだ。

同じシーンを見ても、
僕はこう思ったのに、君は全く違うことを思っていたり。
そんな楽しさがある。

一番早く時間が過ぎる時って、いつだろう?

ご飯食べながらお話したり、
お酒飲みながら話したりする時間は早いよね。
旅行したり、お出かけしてる時間も早い。

でも、僕はベッドの中の時間が、一番早いと思う。

エッチだって?
それは認めるけどね。

でもさ、映画見たら、次はご飯があるじゃない?
ご飯食べても、次はベッドがあるじゃない?
でも、その次は、もうバイバイか寝ちゃうだけだから
一層早く感じるんだと勝手に思ってる。

そうそう、こんな事があったよね。

「寝ちゃダメ」

え?って思った。

「寝ちゃもったいない」って。
「せっかく一緒にいるんだから」って。

これ、僕が言っていたのと同じだよね。

「二人で居るのだから、
 二人じゃないと出来ないことをしようよ」

わかったよ。
でもね、きっと・・・
知らない間に気を失っちゃうと思うよ。

気が付いたら朝になってて、
「もったいなぁーい」・・・なんてさ。

P.S.正直言って眠かったけれど、
    「嬉しい一言ベスト10」に入りました。

                                From Martin


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