傷付けあう事と磨きあう事と (2000年7月13日 第29号)

親愛なる君へ

僕の半径1m以内に入っちゃダメ。
ケガをするよ。
君のこと、傷つけちゃうかもしれないから。

女の子が宝石好きだっていうの、わかる気がする。
何度かプレゼントしたことあるけれど、
見ているだけで綺麗だなって思うもんね。

でもさ、宝石って、
最初から輝いているわけじゃないんだ。

職人さんが磨いて磨いて磨くから、
あんなに綺麗に輝くんだ。
最初はただの石なんだよね。

宝石の王様、ダイヤモンド。

ダイヤを磨くのは、ダイヤなんだ。
同じモノ同士で磨く。
言葉を変えれば・・・
傷つけあっているわけだよね。

下手に傷つければ壊れ、
上手に傷つければ輝くんだ。

僕達も同じなんだろう。

ある距離以上近寄れば、
少なからず相手を傷つける。
でも、傷つくことを恐れて
逃げてばかりじゃダメなんだ。

何度も傷つくと、「もう嫌だ」と思ってしまう。
でもそれは成長している、
輝きを増している証拠だよ。

もっと傷つけあい
もっともっと磨きあおう。
そして・・・、一緒に綺麗に輝こうね。

P.S.やっぱり、もう少しこっちにおいでよ。
                                From Martin


戻る