マーチン先生の恋愛教室 〜 2000年開設。メルマガ読者13000人、相談実績のべ1万2千人を超える、実践から生まれたマーチンの恋愛論 〜

結婚しにくい時代。今、若い世代に、婚活に励む人たちに必要なこと。


「将来の夢はなんですか」

小学生の頃、先生に質問された女の子が「お嫁さんになること!」と元気に答えていました。当時、僕は子供ながらに「それはなれて当たり前だろう(笑)」と思っていましたが、30年の時を経て、彼女が正しかったのだと思い知らされます。

2000年12月31日、私はこのサイトで「僕は恋愛相談師になります。32歳までに本を出して、35歳までにTVに出ます」と宣言、恋愛相談を本業と決めスタートしました。当時は、「恋愛カウンセラー」という言葉がまだない頃で、「恋愛相談を仕事にする」と明言していた私は、「お前頭大丈夫か?」と何度言われたことかしれません。


1990年代、私が20代前半の頃は「クリスマスケーキ」という言葉がありました。これは、「女性は25歳を過ぎて独身だったら、売れ残りのクリスマスケーキと同じだ」という当時の風潮です。男性も30歳以上で独身だと後ろ指を差され、離婚もほとんどありませんでした。今では信じられないお話ですが、この頃が正しかったようにも感じられてしまいます。

1997年、男女雇用機会均等法に大幅な改正がありました(1999年4月施行)。これに関連して労働基準法にも改正があり、「女性の深夜労働・残業や休日労働の制限(女子保護規定)」が撤廃されました。深夜のコンビニに女性スタッフ。宅急便が届いてドアを開けたら、重いダンボール箱を運んでいるのは美人の女性。看護婦ではなく看護師へ、スチュワーデスではなくキャビンアテンダントへー。21世紀が始まって暫くした頃、どこか違和感を覚える「男女平等」が目に入るようになりました。


1997年当時、ベルシステム24に勤務していたときのこと。グループ長のSさんは、部署全員の女性の体調を把握しておられました。そして、月に一度あるつらい時期には休暇をあげたり、仕事を軽くしてあげたり、自らがフォローなさったりしていました。「女性は男性とは違うんだ。同じだと思って接してはいかん」。その異次元のマネジメント意識に、私は驚愕したことを覚えています。

Sさんの意識こそ、本当の意味の男女平等ではないでしょうか。男性と女性を同じように扱うことが平等なのではなく、それぞれが違いを認め、それぞれの良い部分を尊重し合い、それぞれの不得意な部分を補い合うことー。 そのように私には感じられます。


私は思います。「男性の幸せ と 女性の幸せ」は同じではないのです。しかし、「どこか違和感を覚える男女平等」の風潮の中、男性と同じように働いていた女性は「男性の幸せ」と同じ幸せを追求するようになりました。結果、20代後半で恋人にプロポーズされても、「私はまだ仕事がしたいから」とお断りするようになったのです。

現在、婚活中の30〜40代女性の実に約半数は、20代の頃に当時の恋人からプロポーズを受けているのです。(※1) そして、それを悔やんでおられる方も少なくありません。このとき、「女性の幸せとは何か」を意識できていたなら、違った選択をなさっていたかもしれません。恋と仕事を両立させることも可能だったのではないでしょうか。
※1.実際のご相談者からのヒアリングデータより。

女性の幸せ。それは、愛する男性と家庭を築き、愛するわが子を授かり、幸せに暮らしていくことー これ以外にないと思います。だからこそ、それに気づいた女性の方たちが、我先にと婚活をする時代がやってきたのです。 

結婚するために大切なこと。
それは、カケヒキをせずに、素直にまっすぐ真心を持って接すること。
お相手に「ありがとう」と言ってもらえることを、し続けること。
「カケヒキをして幸せになりました」という話を、私は過去に一度も聞いたことがありません。これは、私がそう思うという話ではなく、既にこの世に出ている答えです。

そして、無事に結婚に辿りついたなら、離婚しない結婚をして欲しい。私も失敗者のひとりです。だから「次こそは」と思うと同時に、皆さんにもそうあって欲しいと願っています。そのためには「この人と家庭を作るんだ。何があっても、この人と一生添い遂げるんだ」という意識で結婚することが大事だと、この13年間で学びました。

「好きだから結婚する」と、好きでなくなったらすぐ離婚してしまいます。これが、3組に1組が離婚するといわれる現代の離婚の理由です。好きな気持ちも もちろん大切ですが、結婚生活を続けるためには、他にも大切なことがあります。しかし、男女交際のあり方、結婚生活のあり方、それを教えてくれる人がいなくなったように感じます。

だから、私が伝えます。

「良い意味で、男性は男性らしく、女性は女性らしくありましょう」
「男性と女性の幸せは同じではありません。しかし、互いに共存できます」
「結婚するときは、何があっても離婚しない。添い遂げる約束をしましょう」
「人は誰も、相手の“人としての尊厳”を大切にする義務があります」
「男性諸君。女性とセックスをしてまた会うなら、付き合って当然です」

晩婚化と離婚が当たり前になった今、日本という国が危機を迎えているー私はそう思います。超高齢化社会を迎えるこの日本を、少しでも良い状態で今の子供たちに、次の世代に託す義務が私たちにはあるのです。

そのためには、婚活に励む皆さんが無事にゴールインすること。それこそが解決方法です。皆さんの幸せが、そのまま日本の幸せに繋がるのです。

このお話にご賛同頂けたなら、このサイトの全ての記事がきっとお役に立ちます。まず、こちらの 「幸せな恋をして、幸せな結婚をするために」 からご覧下さい。そして、恋に、婚活に、悩み疲れてしまったときはお気軽にご相談下さい。21年間、のべ1万2千人(5万件)のご相談実績に裏づけされたアドバイスをさせて頂きます。

2013年11月25日 恋愛相談師マーチン
.2021年3月8日、加筆修正


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【 プロフィール・経歴 】

恋愛相談師マーチン   

作家・恋愛相談師・神職。
2000年開始の本サイト「マーチン先生の恋愛教室」にて、のべ1万2千人を超える相談実績を持つ恋愛相談のプロ。実践派のメルマガ「マーチン先生の恋愛教室」は発行歴21年、読者数約13000人(2021年現在)。また34歳にして東証一部上場企業/トランスコスモスの相談役に就任した経験を持つなど、高度なビジネス視野も併せ持つ。

■著書
・相手の気持ちを離さない「秘密の恋愛ルール」/大和書房
・30歳からもう一度モテる!大人の恋愛成功法則/DHC
・愛される女性は「気づかい」がうまい/三笠書房
・モテる男はこう口説く!5日間集中レッスン/PHP研究所 他、計20冊以上。

■雑誌の取材、監修記事
・JELLY/steady./anan/GLITTER/With/MISS/ViVi/週刊女性/毎日新聞 他、計30誌以上。

■大学講演
・山梨英和大学 人間文化学部

■顧問相談役
・東証一部上場企業/トランスコスモス株式会社 医薬ビジネスサービスグループ

■TV・ラジオ
・出演:フジテレビ「ノンストップ!」/TOKYOMX「5時に夢中!」 /TV東京「純愛果実」/瀬戸内海放送「ばちこい!」
・著書の紹介等:NTV「行列のできる法律相談所」/フジテレビ「結婚しようよ」「知的一級河川、バカの河」。
・出演:FM-FUJI「マーチン先生の恋愛マスター塾」/TBSラジオ「ストリーム」/東京FM「Tapestry」/ラジオNIKKEI「佐藤桂子の体よろこびクリニック」など。

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