婚活でゴールインするために必要な心構え、大切な姿勢

 
真剣に結婚したいと思う人、婚活を実らせたいと思う方は、ぜひご覧頂けたらと思います。厳しい指摘も含めて核心をお伝えしますが、お役立て頂けたら幸いです。

無意識な上から目線を卒業しよう

ゴールインするために何よりも大切なのは、婚活に臨む「姿勢」です。婚活をしている全員が選ぶ立場ではなく「選んで頂く立場」だということを、まず胸に留めましょう。男女交際は異性に選んでもらえてこそ。モテる人はそれがわかっているから、モテるのです。

そのために大切なものは、まずプロフィール写真、自己紹介動画

人間中身が大事ですが、その前段階として見た目が悪いと、中身を見てもらえません。ハンサム、美人という話ではなく、できる限りの努力が大切(髪型、お化粧、男性は眉毛を整える、洋服、撮影時の笑顔等)というお話です。

ですが、残念なことにアプリや結婚相談所の写真において、「1枚目はステキなのに、2枚目を見たらガッカリした」といったことが珍しくありません。これは本当にもったいないことです。

写真も動画も、お相手に「この人に会ってみたい」と思って頂けてこそ掲載の意味がありますし、そのために掲載するものです。「マーチン先生の結婚相談所」では、プロフィール写真は一番重要なものと位置づけ掲載をしています。心から「これがベスト」といえるものを掲載しましょう。

一例です。最高の笑顔を掲載しましょう。

結婚相談所で写真非掲載の人

結婚相談所でプロフィール写真を非掲載にしている人がいます。恐らくは「婚活していることを、知り合いに見られたくない」というお気持ちなのだと思いますが、それを見るお相手もそこで活動しているから見えるわけですので、気にする必要はありません。また、容姿に自信がないとしても会えば同じことですので、それなら精一杯キレイに(カッコ良く)して写真を撮る方が前向きです。

また何よりも、「自分は相手の写真を見ているのに、自分の写真は見せない」という姿勢が論外すぎます。そんな自分勝手な姿勢でご縁が実るとは思えません。該当していた方はぜひ写真を掲載しましょう。

※「結婚相談所で認められているから、それをしてもいいんだ」とは思わない方が良いです。結婚相談所もビジネスですので「少しでも会員数を増やすための苦肉の策」だと捉えましょう。

プロフィール写真と同じ自分で、お見合いに臨もう

基本、プロフィール写真と同じ髪型、同じ洋服で臨みましょう。「お見合い写真以上の自分」で登場しないと、まずダメになります。「お見合い写真と違うと思いますが、大丈夫でしょうか?」なんてセリフを口にする人がいますが、そう思うなら「同じにしようとする姿勢」が大切です。厳しい指摘になりますが、このセリフを言う人は「そこまでやる気がない」ことを証明してしまっており、だから結果が出ない……という悪循環になっています。

また同じことですが、プロフィール写真を修正しすぎないことも大事です。以前「お見合いはよく成立するのに、いつもすぐNGになってしまうんです。どうしてでしょう?」というご相談がありました(リアル教室の生徒さんでした)。プロフィール写真を見せて頂いたところ、実年齢40代前半なのに写真は27~28歳に見えるものになっていたのです。

「これはダメだよ~!(^^;」と見た瞬間にお伝えしたのですが、御本人は「でも、結婚相談所でお勧めしている写真館で撮ったんですけど」と疑問を感じておられない様子に、また驚かされました。そんな写真を作るスタジオも、そんなスタジオを紹介する相談所も問題だと思いますが、自分の責任においてちゃんと考えることが大事です。

・片方の目が小さくなっているので大きさを揃える
・眉の位置が変だから修正する
・シワが1本目立つから目立たなくする

など、本来うまく撮影できていたら大丈夫だったものを修正するのは良いと思いますが、それ以上の修正はプロフィールの詐称と同じ(年収や年齢を誤魔化すのと同じ)ですので控えましょう。

コロナ禍の婚活、証明書の提出を求めるなら自分も出しましょう

コロナ禍の婚活において「ワクチンの接種証明を出して欲しい」「陰性証明を出して欲しい」という話があります。いずれもお相手に求めるなら自分も出してしかるべきですが、それをしようとせずに、お相手にだけ求める方を何度か見かけました。自分の安全だけを考える姿勢では幸せな結婚には辿り着けませんので、お相手に求めるなら自分も提出するようにしましょう。

また、こういった方に出会った場合は、自分のことだけ考える姿勢が出てしまっていますので、お受けしないことをお勧めします。

「好きになった人に頑張りたい」は間違い

恋愛が上手でない人は、好きになった人に頑張ろうとします。でもそれは、お店の店長が「この人は上客だから大切にしよう」というのと同じです。そんな店長は性格が悪く感じませんか? 「この人は何も買わない人だからから、ほっとこう」「この人はたくさん買ってくれるから大切にしよう」こんな店長のお店には行きたくないと思います。それと同じことを無意識にやっていたことに気づいて頂けたらと思います。

私は結婚相談所の会員さん、ご相談者さんには「誰とお見合いする際にも、手土産を持って行きましょう」とお伝えしています。「会う前から頑張る姿勢」が、良いご縁に巡り合えた時の大きな力になりますよ。

お見合い&デートの目的は、お相手に好きになって頂くこと

お見合いやデートの目的は、相性を確かめるためや、お相手を見極めることではありません。お相手に好きになって頂くことです(好感を持って頂く、また会いたいと思って頂く)。

特に女性の皆さん、無意識に勘違いなさっている方が大半なので気をつけましょう。ご自分が「この子、どういう女なんだろう。しっかり見極めないと!」と考えている男性とデートしたと思ってみてください。そんな男性を好きになれますか……と言われると、なれないだろうと思います。お見合いやデートはお相手に好きになって頂くために、おもてなしの気持ちで臨みましょう。

「いい人がいない」と思う人は

「いい人がいない」という言葉は、無意識な上から目線になっていることに気づいて頂けたらと思います(選ぶ目線の言葉です)。だから、それでは良いご縁に巡り合えないのです。まずは自分が姿勢を正すことから始めましょう。

婚活の同時進行はNG

婚活をする際、同時進行で進めるのはNGです。様々なアドバイザーが同時進行を勧めていると耳に入りますが、結果が出ない典型例です。誰かと会う約束をしたら、他の方はストップして「その人との結論」を出しましょう。並行して「どちらがいいだろう」と比較することが不誠実で、そんな心構えだから結果が出ない……という悪循環を何年もやっている人が多いです(特に結婚に焦る30代女性)。

<例>
○ :誰とも会う約束がないので、数人の異性とやりとりをする。
△ :来週初めて会う人ができたが、同時にやりとりしていた別の人とも会う約束をする。(なるべくしない方が良く、2名までギリギリ許容範囲。この場合、1回会ったらどちらかに決める)
× :来週、初めて会う人がいるのに、サイトやパーティで更に出会いを探す。
× :何度か会っている人がいるのに、新たな異性と会う約束をする。
××:何度か会っている人が複数いる。

婚活疲れの典型例

婚活疲れは、同時進行を進めている人が陥りやすいです。

1.Aさんと仮交際中に、Bさんとお見合いをして仮交際になる。
2.Aさん、Bさんと仮交際をしながら、次のCさんとお見合いをしてダメになって落ち込む。
3.Aさん、Bさんと仮交際をするのが苦痛になりながら、「でも一人にしてダメになったらお相手がいなくなる」と思って切れない。そして、次のDさんとお見合いをして仮交際になる。
4.「Aさん、Bさん、Dさん、誰にするべきなんだろう?」と悩みながら、お申し込みを頂いたEさんとお見合いを組む。
5.その頃、Aさんからお断りの連絡が来る。……以下、繰り返し。

これを数ヶ月続けると、「何のために、何をしているのか、さっぱりわからない」という状態になります。「フラれても、まだ私には○さんがいる」という保険を延々かけ続けるだけの活動です。これだけの時間と労力を分散して使うより、一人の人と向き合った方が遥かに結果が出るのです。

婚活は「人生を賭けてしている」という自覚を持とう

初めて会って次に会うのは2~3週間後。そういう中途半端なことをしている人が大変多く、これは婚活を本気でやれていない証拠です。

ご本人はやっているつもりです。
でも、それでは届かないのです。

考えてみましょう。出会ったその人と結婚したら、人生変わります。つまり、婚活は「本当に人生を賭けてしている」のです。その自覚を持って行動すると、色んな姿勢が正されて良い循環に入れます。

仕事優先では結果は出ない

同じ話になりますが、仕事を優先して「婚活は二の次」では結果は出ません。仕事で会えないと言い訳するなら、婚活を中断しましょう。

メールやLINEの返事は遅滞なくしよう

結婚相談所で仮交際成立時に、お相手のアドバイザーから「〇〇は仕事が忙しいためメール(LINE)の返事が遅くなるかもしれませんが、ご了承頂ければ幸いです」といった連絡を受けたことが何度もあります。

これは「私たちは頑張りませんので、よろしくお願いします」と言うのと同じで、本人もアドバイザーも残念すぎます。お相手からのメールやLINEの返事が遅いと、誰だって悲しい気持ちになりますよね。だから、私は自分の会員さん、ご相談者さんには次のように伝えています。

「仕事を理由にしてはなりません。お相手に向き合って、きちんと(=遅滞のないよう)ご連絡をしましょう。そういった自分の真摯な姿勢がお相手に伝わり、良いご縁を育てることに繋がります。お相手を大切にする気持ちをもって婚活をしましょう」

1年でいいです。婚活をするなら、婚活優先に切り替えましょう。

お申込みを頂いてOKするなら、同時に日程を提案しよう

お見合いのお申込みを頂いてOKする、だけどそれっきり……。そんな人がほとんどです。もしも、結婚相談所に加入して1件もお申込みがなかったら、悲しくなるはずです。だったら、お申込みを頂くこと(=選んで頂けたこと)はありがたいことなのです。

お申込みをOKする際には感謝の気持ちを持って、それと同時に「お申込みありがとうございました。とても嬉しく思っています。早速ですがお見合いの日程は……」とご連絡をしましょう。

〇歳でも結婚相談所に入れば、結婚できるでしょうか?

「結婚相談所に入ったら何とかなるだろう」という気持ちでは、何歳であろうと結婚は難しいと思います。結婚相談所に入ったら何とかなるのではなく、「結婚相談所に入って自分の改善点と向き合い、それを改善できるかどうか」がポイントです。

あなたの希望に沿って動くアドバイザーさんでは、ほとんど無意味だと思います。厳しいアドバイスもちゃんとしてくれるアドバイザーさんこそ、本当の味方です。

結婚相談所はアドバイザーが鍵

「結婚相談所はどこがいいですか?」という質問を受けますが、「雰囲気や仕組みが自分に合いそうだ」と感じるところが良いと思います。それよりも、自分を担当してくれるアドバイザーさんが鍵です。しかし残念なことに、頼りないと感じる人がやっている事例を数多く見かけます。ゆえに、皆さんご自身がそれを判断することが大切です。一例として、以下に該当する場合は遠慮した方が良いと思います。

・入会時に「あなたに合う人がきっといます」「あなたに合う人を探しましょう」と言う人。上から目線をお勧めするようではNGです。私は、「入会するだけでは結婚は難しいです。これまで良いご縁に恵まれなかったのは、自分に何かしら改善点があるからです。それと向き合って真摯に直していく姿勢が大切ですよ」とお伝えしています。

・お見合いや仮交際でダメになった際、「どうしてダメになったのか、お相手に確認してみますね」と言う人。聞かないとわからないようではアドバイザーは務まりません。
残念なことに非常に多くのアドバイザーが該当しており、お断りした後に「どうしてダメだったのか教えて下さい」と連絡が入ります。しかし、「教えてあげてよかった」と思えたことが一度もありません。つまりは「それを聞いてくる姿勢」では聞いても役に立てることができない……ということなのでしょう。

・仮交際の同時進行を勧める。これは本当におやめになった方が良いと思います。ネットやアプリでの出会い、その最大のメリットは手軽にたくさんの人と会える(知り合える)こと。そして、最大のデメリットは「もっといい人がいるかもしれない」と、延々とお相手を探し続けられることなのです。その入り口に足を踏み入れないようにしましょう。

その他、親身になってくれるけれど、ズレていることもあります。先述のように「〇〇は仕事が忙しいためメール(LINE)の返事が遅くなるかもしれませんが、ご了承頂ければ幸いです」と相手に言ってしまうような方はその一例です。

厳しい指摘がない人は遠慮して、自分自身の改善点を指摘してくれる人を探しましょう。そして、アドバイザーの人がこのお話を目にすることができたなら、会員さんのために自覚を持って取り組んで頂けたらと思います。

希望条件を下げても結婚できない

「結婚するためには、希望条件をもっと下げるべきでしょうか?」という意見を耳にすることがあります。結論から言いますと「希望条件を下げても結婚はできない」です。

論より証拠、私の相談業務実績25年間(2024年現在)、「希望条件を下げて、結婚した人」はひとりもいません。そして、一見「条件を下げる」というのは「高望みをしない」という意味で謙虚な感じがしますが、実際は何も変わっていないのです。

「希望条件を下げる」というのは、選ぶ立場の人が口にする言葉です。例えば「年収1000万円以上がいい」というのを、「年収700万円以上でいい」と言っても姿勢は変わっていないことがわかると思います。

つまり、こう言っている時点で上から目線になっている。だから、会えばその姿勢がお相手に伝わる。ゆえにいつまでもゴールインできないのです。結婚するために必要なことは、希望条件を下げることではありません。自分自身の価値を高めること(≒改善点を直すこと)なのです。

お相手に嫌な思いをさせたらアウト

人間関係、特に男女交際はお相手に嫌な思いをさせたらアウトです。だから、無意識な上から目線になっていた人は、ぜひ改善して頂けたらと思います。

意味のある価値を高めよう

女性が英検○級、簿記検定○級……そういった資格をとっても、婚活にはほぼ役に立ちません。女子力、男子力を高めることが必要です。女心、男心を学びましょう。

女性が知りたい男心(婚活にきっと役立ちます)
https://www.martin.ne.jp/?page_id=4433

男性向け婚活指南
https://www.martin.ne.jp/?page_id=3508

「結婚すると生じる不和」を知っておこう

結婚は「すること」よりも、「続けていくこと」の方が遥かに難しいです。一言で理由を述べますと、お相手への感謝の気持ちを忘れて「一緒にいられることが当たり前」の感覚で、ものを言うようになるからです。

その最たる例が婚約した後にありがちな、結婚式の仕方や、どこで暮らすかといった話で揉めて破断になる事例です。結婚することが目的なのに、それを忘れて「結婚式をこうしたい、ああしたい」と言って破断になるなど、冷静に考えると愚かだと誰でもわかります。ですが、そういう事例が後を絶たないのも事実なのです。

そして、結婚後はこういった事例が多いです。
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/12668839.html

仰ることは正論なのですが、それを夫婦不和を生じさせてまで言うべきではないのです。正しいことを「正しい」と相手に言うことが、必ずしも正しいわけではないのです。この事例ですと「どうしたらいいでしょうか?」→「どうもしなくていい」が答えです。自分に当たり前のことを相手に強要しない。微々たる電気代よりもケンカをしないことの方が大事なのです。

言わなくてもいい不満をぶつけない、これができるだけで夫婦不和のほとんどは改善できます。

お試し同棲は無意味

「一緒にやっていけるかどうかを確認したい」という意味合いで、お試し同棲をする人がいますが、それはお勧めしません。素のままでやっていけるお相手は、この世に存在しないと思った方が良いです。 つまり、「やっていこうと努力する自分の姿勢」が何よりも大切なのです。これを知らないまま結婚するために、今の世にはこんなに離婚が多いのだと感じています。(厚生労働省発表「令和4年(2022) 人口動態統計月報年計(概数)の概況」では、婚姻件数は50万4878組、離婚件数は17万9096組。つまり、約18/50 が離婚となっています)

結婚する時に大事なことは「何があっても離婚しない」と思える気持ち

昨今、結婚しても離婚するカップルが多いのは周知の事実です。前項の通り厚生労働省の発表によると、令和4年の婚姻件数は約50万件、離婚件数は約18万件で「1/3が離婚する」と言われていた平成時代の終わりから悪化しており、18/50、およそ2/5 に近い数字が離婚となっている現実があります。

結婚はすることよりも続けていく方が難しいです。それは学生時代を卒業して、働きながら生きていくことの難しさと似ています。結婚生活を続けていくコツは唯一「何があっても離婚しない。この人と一生添い遂げる」と思う気持ち、それだけです。「この人と結婚したら経済的に……」など心配してしまうなら、その時点でその覚悟はない証拠です。「この人と結婚して、どんな苦労があっても頑張っていこう。そして一緒に幸せな家庭を築こう」と思えるかどうか、それを大事にして頂けたらと思います。

「尽くす」の本当の意味

「男に尽くす」、「女に尽くす」のではありません。「尽くす」の本当の意味は「全力を尽くす」です。結婚したい、家族が欲しい、子供が欲しい、そのために幸せな結婚がしたい。その目標に向かって、全力を尽くしていきましょう。


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