婚約しても、結婚しても、そこがゴールではありません
本当のスタートは子育てが始まってから

離婚しない結婚をしよう

厚生労働省が公表している「令和3年(2021) 人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、令和3年における婚姻件数は約50万1000組で、離婚件数は約18万4000組でした。およそ18/50が離婚しており、平成の終わりに「1/3が離婚する」と言われていた頃よりも悪化しています。

今の世の中、あまりに簡単に離婚する人が多いです。結婚したら離婚しなくて当たり前、「離婚は人生最大の恥」だと自覚して離婚しない結婚をしましょう。「この先、50年添い遂げる」そういう心構えを持ちましょう。

※その年に結婚した50万組のうち、18万組が離婚するわけではありませんが、トータルとして「結婚した人と、離婚した人の割合」で見ると同じことになります。

婚約しても安心しないで。1/3が婚約破棄に至る現実があります

ご婚約に至った皆さんへ。2018年現在、結婚したカップルの1/3が離婚する現実はご存知だと思います。そして当サイトでのデータを集計すると、婚約したカップルも同様に約1/3が婚約破棄になっています。「婚約破棄なんて滅多にあることじゃない」と油断しないように、入籍まであぐらをかかないようにしましょう。そして、入籍しても初心を忘れないように、感謝の気持ちを忘れないでいてください。

人の気持ちは変わるもの。「変わって当たり前」だと考えよう

離婚、婚約破棄という現実からもわかるように、人の気持ちは変わります。「変わることがある」ではなく、「変わって当たり前」なのです。好きになってもらうことはできても、「好きでい続けてもらうこと」は10倍難しいと心得ること。そして、そのための努力をし続けることが大事です(その方法が ありがとう法 です)。

毎日それが必要とまでは言いません。もちろん、毎日できたら素晴らしいことですが、まずは、<1>それが必要だと知って、<2>時々はそういった行動をする。この心構えを大切にしていきましょう。

自分の当たり前を、お相手の当たり前と思わない

一緒に暮らし始めると「些細な違い」が強烈なストレスとなって、夫婦不和の原因となります。典型例は下記です。

・水を出しっぱなしにして歯磨きをする、しない。
・使わない照明をすぐに消す、消さない。
・ドスドスと音を立てて歩く、歩かない。
・マーガリンのナイフを毎回洗う、入れっぱなしにする。
・冷蔵庫から麦茶を出す時、扉を開けっ放しで麦茶を注いで戻す、扉を一度閉めてから注ぎ、もう一度扉を開けて麦茶を戻す。

具体例は上げればキリがありません。どのお話も客観的に見て「正しいのはこちら」という答えがありますが、伝えてもほぼ100%改善しない、これが落とし穴です。冷静に考えますと、仮に30歳で結婚したなら「その人は30年間、誰に言われてもそのままだった」のですから。

結果、伝えると機嫌を損ねて夫婦不和になっていきます。更に言うとわかりますが、自分も言われるようになって、不和が加速します。

使わない照明を消すのが正しいですし、水も止めるのが正しいです。しかし、それを強要して夫婦喧嘩をするくらいなら、言わない方が良いのです。

正しいことを、正しいと言うことが、必ずしも正しいわけではないことを、覚えておきましょう。

<参考>こういったお話が該当します。
些細な電気代と夫婦円満、どちらが大事かを考えましょう。
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/12668839.html

お相手がしてくれることに口を出さない

上記と似た話で、例えばお相手が掃除や食器洗いをしている姿を見て、「手際が悪い!こうしたらもっと効率良くできるのに」と思うことがあります。そして、ついつい口出しをしてしまうのですが、これも不和の原因になります。「やってくれているだけ、ありがたい」そう思って感謝する姿勢が大切です。その人にはその人のやり方がありますので、口出しをしないようにしましょう。

結婚したら、家のお財布はひとつにしよう

結婚したらお財布はひとつです。「財布はそれぞれ別にしたい」と思っていることが、その先の離婚に繋がってしまう原因のひとつだと感じます。独身時代のように、自分のお金を自分が使いたいと思ってしまう間は、結婚しない方が良いです。独身時代とは全く別の生活になるのが結婚生活、その自覚と覚悟を持ちましょう。

覚悟とは「捨てること」です(中谷彰宏先生のお言葉)。補足するなら「欲しいものを得るために、先に何かを捨てること」。この件でいえば、独身時代の生活スタイルを捨てること、となるでしょう。

法的には結婚した後の貯金は共同財産。お財布を分ける意味はありません

上記に関連しますが、仮に財布を分けていても法的にはひとつの財布です。一例をあげますと、妻が専業主婦で収入0円。夫は会社員で年収1千万円。1年後に夫の口座に300万円残っていたとするなら、150万円は妻のものです(専業主婦としての役目をきちんと果たしていることが前提です)。

結婚する前から持っていた財産は個人それぞれのものですが、結婚した後に得た貯蓄は二人のものです。詳しい話にご興味がある方は、ネットや専門書でお調べになってみて下さい。

男の子と女の子は違います。男女を尊重して子育てをしましょう

男の子と女の子は違います。今の時代、間違った男女平等の考え方によって、男女を同じように育てようとする人がいますが、これは誤っていると感じます。男の子は男らしく、女の子は女らしく、それぞれの良さを伸ばしてあげることが大切です。特に婚活をしていた人なら、自分が異性に何を求めていたかよくわかると思います。その経験を子育てに生かしましょう。

男の子、女の子、分かりやすい違い

分かりやすい男の子、女の子の違いとして、ぜひ次の2つを覚えて育児に生かしましょう。

  • 喋り言葉の発達スピード(女の子は、男の子に比べて2年程度早い)
  • 活発さ(男の子はじっとしない。歩き回ったり、走ったりする)
  • 他人の子と我が子を比べない

    他の子と、我が子を比べないようにしましょう。「○○さんのお子さんは、もう自転車に乗れるのに、ウチの子は全然出来ない」「○○さんのお子さんは、お店では静かにしているのに、ウチの子はすぐに大きな声を出して騒いで……」などなど。

    比べて劣っている点を見るのではなく、「自転車には乗れないけれど、歌が上手」「すぐ騒ぐけれど、運動は上手で逆上がりができるようになった」など、良い点をほめて伸ばしてあげることが大切です。

    他の子は他の子、ウチの子はウチの子です。交際時代に「前の彼女(彼)は~してくれたのに」などと言われたら誰でも気分を害したはず。同じ失敗を我が子にしないようにしましょう。

    兄弟でも全く違って当たり前

    上記と似たようなお話ですが、兄弟でも全く違って当たり前です。「お兄ちゃんは4歳でこれが出来たのに、弟は5歳になってもできない」等、比べないようにしましょう。「この子はダメね」などと考えると、その気持ちは必ず子供に伝わって、素直な成長を阻害します。

    子供が「できない」と泣いていても、「大丈夫、大丈夫。あなたはママ(パパ)の子なんだから、ちゃんとできるようになるよ(*^^*)」と微笑んで言ってあげてください。子を信じる親の愛情が、子供をまっすぐに成長させる大きな力になります。

    「自由に育って欲しい」はNG!「○○になるのよ」等、道標を見せてあげましょう

    「自由に育って欲しい」と子供を育てるのは誤っていると感じます。そのような育て方をすると、楽な方にしか進まないと思った方がよいです。

    子供は親が見せてあげた道にしか進まない、とほぼ言い切れます。わかりやすい例が、芸能人の子供は芸能人に、政治家の子供は政治家に……と親の職業を継いでいる人が多いことです。強要はいけませんが、まずは「○○になって欲しい」「○○高校に進んで欲しい」「○○はどうかしら?」など、具体的な道を見せてあげましょう。

    英語よりも、国語ができる子育てを

    英語も大事ですが、それよりも「ちゃんとした日本語」を教えてあげましょう。そのために、まずご自身の日本語力を再確認して頂けたらと思います。例えば、社会人になった際に「日報」「報告書」などを書く機会があると思いますが、この時「ちゃんとした文章が書ける人」は5人に1人くらいかと、私自身の経験で感じます。

    また、あまりに字が下手な人が多いです。「字なんか読めたらいい」などと思わないで、キレイな字が書けるように意識しましょう。意識しない限り、キレイな字が書けるようには絶対になれません。自信がない方は、ペン習字を習うことをお勧めします。

    いずれもパソコン社会、LINEやTwitter、そういったコミュニケーションツール発達の悪影響かと思いますが、次世代の子共たちのために、きちんとした文章を書ける、喋れるように心がけて勉強しましょう。


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