交際5年の彼はシロクロ!? 名探偵マーチン出陣! ~前編~
現実から目を逸らさない。これが幸せの必須条件
「あの……さすがに思うんですけど」
「はい」
「これって、彼、結婚しているんじゃないですか……?」
「……はい」
「……わかっては、いるんですよね」
「はい。友達に相談しても、“その彼、大丈夫なの? 結婚してない?”ってみんなから言われてて……」
「ですよね……」
「…………」
「あの、よかったら、私が確認してきますよ? 夏川さん(仮名)が勇気出ないなら、私が変わりに行って来てもいいですので」
ここで、夏川さんの表情が「ぱっ」と明るくなったのです。
「先生! 一緒に来てくれませんか? 一人だと勇気が出ないんです(>_<)」
「はい、もちろん大丈夫です。一緒に行きましょう! じゃあ、日程は……」
「水曜が私休みですので、水曜日ならいつでも大丈夫です」
「水曜日ですね、教室のお申し込みがない日があれば……(確認中)14日だったら大丈夫です! じゃあ、来週の水曜日に行きましょう!」
行動すると決めたら、即決です!
この面談が 6/7(水)、その翌週6/14(水)と決めました。
この時印象的だったのは、夏川さんの表情が「ぱっ」と明るくなったことでした。それまでの面談中、ずっと下を向いて暗い表情だったのが、お顔を上げて明るくなったのです。
「するべきことは、わかっていた」ということでしょう。
出会いに、交際相手に、問題に。
全てに「向き合う」ということは、とても大事なことなのです。
こうして僕は千葉県A市まで行って来ました。
さすが雨男っ! ゲリラ豪雨の中でしたーっ(泣)
交際5年の姿
ここで夏川さんと彼のお付き合いについて、影響のない範囲でお伝えしたいと思います。あっ、もちろんご本人からメルマガで取り上げる許可を頂いています。メルマガに載ると凄く経緯がまとまって、今後に生かしやすくなるので教室のメンバーさんには大好評なのです! ←夏川さんもリアル教室のメンバーです。
夏川さんは 40代後半、彼は少し年下の 40代半ば。
夏川さんはひとり暮らしで、彼は実家です。
お付き合いは、なんと5年!
<1>
ですが、彼の家に一度も行ったことがないという……_| ̄|○
住所も教えてもらえません。
彼が実家暮らしとはいえ、この時点でほぼ黒です。
(ひとり暮らしだったら、真っ黒です)
<2>
お泊りは年に数回(3~5回)、これも強烈な違和感。彼の家-職場は1時間半くらいかかり、夏川さんの家からだと1時間もかかりません。「普通なら、そのままお泊りして会社に行くよね」となるわけです。
<3>
更に、夏川さんの家にお泊りする時は、バスタオルを持ってくる。これは何なのか意味不明ですが、「ウチにあるのを使ったらいいじゃない」と夏川さんが言っても、「いやいや、だって洗濯するの大変でしょう?」と言って使わない、毎回家から持って来るのです。洗濯するのは洗濯機がするから、関係ないんですけど……。実家暮らしで洗濯したことがないんでしょうか。「温泉ランドみたいな所に行って、泊まって来ると家族に行っているのではないか?」と思えてしまいます。
<4>
彼はコスプレが好きで、夏川さんに色んなコスチュームを着せて2人で楽しんでいるそうです。その衣装を、わざわざコンビニで受け取っていると。そんな話を夏川さんになぜするのかとも思うのですが、これは普通に解釈すると「家の人にバレたくないから」ですよね。
まあ、実家の親にバレたくないとも思えますが、親が自分宛ての宅急便のダンボールを開けるでしょうか? まず考えられないのが一般常識ですので、「嫁さんに怪しまれたら困る」と考える方が自然です。更に親の場合は、仮に開けてバレたとしても「彼女に着せて楽しんでるんだよ」と言えばそれまでです。バツが悪いと言えばそうかもしれませんが、コンビニ受け取りにしてまで隠す理由ではないといえます。
<5>
「もらってください」とプロポーズしたことがありますが、「結婚だけはどうしても嫌だ」と断られました(マーチン先生の作戦ではありません。相談前に自力でしていました)。何度か結婚についての話をしたことがありますが答えは同じで、「君が結婚したいのはわかるけど、結婚とか生活を変える気にはならない。君ツライなら悲しいけど身を引く」といった返答でした。
<6>
会えるのは週1以下。年に数回は2~3週間会えないことがあり、「良い交際の基準、平均週1.5回以上」には、ほど遠いです。目に見えるように、僕のご相談記録から抜粋しますと、こんな感じです。日付は昨年彼と会った日で、会えばエッチは基本ありです。
4.○
渋谷でデート&エッチ(ご休憩)終電くらいで帰った。
4.○
彼が家に来てくれて、ご飯作った。
4.○
彼が家にきてくれて、ご飯作った。
5.○
泊まりに来てくれた。
焼き肉を食べに行って家に泊まった。
5.○
彼が家に来てくれて、ご飯作った。
5.○
彼が家に来てくれて、ご飯作った。
ホワイトデーのお返しで、プレゼントをもらった。
6.○
彼が家に来てくれて、ご飯作った。
6.○
彼が家に来てくれて、ご飯作った。
「花を買いたい」みたいに言ったら、彼が買ってくれた。
(自分でお金を用意していたが、彼が出してくれた)
6.○
彼が家に来てくれて、ご飯作った。
7.○
彼が家に来てくれて、ご飯作った。
7.○
彼が家に来てくれて、ご飯作った。
7.○-○
お泊り、ご飯作った。
8.○
彼が家に来てくれて、ご飯作った。
8.○-○
焼き肉→お泊り。
8.○
彼が家に来てくれて、ご飯作った。
9.○
彼が家に来てくれて、ご飯作った。
9.○-○
お泊りに来てくれた
10.○
彼が家に来てくれて、ご飯作った。
10.○
彼が家に来てくれて、ご飯作った。
ここは連休だったが日帰り。
10.○
彼が家に来てくれて、ご飯作った。
10.○
彼が家に来てくれて、ご飯作った。
このように事実のみをピックアップするとわかりやすいです。こうして見ると、平均月3回というところでしょうか。何よりも、淡々としていますよね。盛り上がる気配もなく、落ちる気配もない「これで良い」という感じです。で、これが5年間続いている。それが、僕は強烈な違和感なのです。彼が結婚しているからこそ、「これで良い」という感じになっているのではないかと。そして、先日の面談での違和感がこちら。
<7>
「彼、GWに家に泊まりに来てくれたんですけど、私が生理になっちゃって……」
「はい」
「“ゆっくり休んだ方がいいよ”って帰ってしまったんです」
「えっ? 泊まりに来ているのに?」
「はい。別に体調が悪いわけでもなかったし、“泊まって行ってよ”って何度も言ったんですが……」
「それでも帰っちゃったんですか?」
「はい……」
お泊り予定で来ていて、彼女が「泊まっていいよ」と言っているのに帰る。表面だけ見れば「生理でエッチができないから、帰ったんじゃないの?」という意見が出てきそうですが、僕はそこは思わず。彼女の家に行く前だったら、モロそれが当たりだと思いますが、もう泊まる予定で来ているので「わざわざ帰る」方が面倒くさいのです。だったら、手と口でしてもらうなり方法はありますから。
つまり、「面倒くさいけど帰る方が良い」と判断する理由があるわけで、一連のお付き合いの姿から「なるべく帰りたい」という彼の姿勢に見えるのです。これが強烈な違和感(結婚しているように感じる)のダメ押しでした。
<1~7>の違和感。これらを受けて、冒頭の「確認しましょう!」の話になったのです。
名探偵マーチン、出陣!
彼が結婚しているとしたら、お子さんがいる可能性があります。そうすると、幼稚園児や小学生の場合、14時~16時頃、家に出入りする可能性が高いです。更に中学生や高校生だった場合は16時~19時頃。また子供がいないとしても、夕方は買い物などの出入りが多い時間帯ですし、彼の帰宅は19時~21時頃だと想定できます。というわけで、14時~21時を目安に、家の出入りを見ることにしました。
彼の住所は、旅行に行った際に記帳した住所と、免許証の写真(笑)から確認が取れています。そして、彼はお母さんと二人暮らしで兄弟もいません。
というわけで、千葉県A市に14時前に到着!当日は雨の予報で傘を持って来たのですが、雨は降っておらず傘を持っている人もまばら……。「たまに天気予報を見たら、これだもんなー。ホントに天気予報ってダメだなぁ」とプリプリしていたら、目的地の駅につく直前に「ドジャー!」と大雨に!!
「な、なんじゃ、こりゃ!?」
その駅周辺から、とってつけたように大雨が振り始めました。って、どうでもいい話ですね、すみません。天気予報もありがとう(笑)で、無事に夏川さんと合流。
「彼の写真、ありますか?」
「はい、これです」
「……わあ! 近藤にそっくり!!(笑)」 ←大学の友人です。
「お友達に、似てるんですか?(^^)」
「はい、これなら絶対間違えません。もう大丈夫です」
「はい。あと、今日彼は在宅勤務だって言ってました」
「そうなんですね。じゃあ、彼の出入りはお買い物とか、そういう感じですね」
「はい」
「わかりました。まずは行ってみましょう。彼の家って歩いてすぐですよね。」
「はい。彼から聞いている通りです」 ←駅から3分くらいと聞いていました。
そして3分後、彼の家が見えました。予めグーグルマップで家の写真も確認して来ましたので、すぐわかりました。で、通り過ぎながら表札を確認すると、
【山田 太郎】(仮名ですよ)
「あれは、お父さんの名前ですか?」
「はい。亡くなったお父さんの名前のままですね」
なるほど。表札で白黒つく可能性もあったのですが、それはならず。
「じゃあ、まずは僕が待機しますよ。夏川さんは駅前にあったドトールで休憩しててください。……そうですね、1時間半交代にしましょう」
「わかりました。ありがとうございます」
こうして、久しぶりに探偵することになりました。
前回の探偵はこちらのお話! もう10年前になるのですね(^^;
この時は尾行して家を突き止める、本当の探偵でした☆
ご覧でない方は、ぜひ!
2013年9月22日号 PREMIUM No.568「もうスルーしない。これからは前に進もう!」
http://www.mag2.com/archives/P0000272/2013/09/
この時は、既婚独身だけでなく、名前まで全部ウソでした。
勝負1日で慰謝料○○○万円GET! そのストーリーも公開しています。
……というわけで、夏川さんの続きは後編 7/15(土)にお届けです!
さあ、彼はシロクロ、どちらだと思いますか?
P.S.
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