沢尻エリカさんと高城剛さんのお話で学ぶこと

1月24日付けのニュースを拝見しました。
沢尻「離婚合意(涙)」 高城「寝耳に水(笑い)」
http://www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK201101240019.html

「ううん、やっぱりそうなんだ……」と思わずにはいられない僕でした。
実は2年前、2009年3月号の恋愛教室PREMIUMで、芸能人の方々において、結婚して成功しているカップル、ダメになってしまったカップルの、共通点をお話していたのです。

今回は、改めてそのお話を。
そして、沢尻さんたちのお話から、学ぶことをお話したいと思います。

はじめにお伝えしたいのですが、このお話はミーハーな気持ちで取り上げているのではありません。「いずれ離婚したい」と思って、結婚する人はいないはずです。末永く一緒にいるためには、どうしたらいいのか。それを学ぶために、一緒に考えていけたらと思います。

▼「離婚をしない結婚をする」という目標を掲げるなら▼

僕が小学生、中学生の頃。1970年代後半~1980年代は終身雇用の時代で、お父さんが働き手、お母さんが家庭を守っている、というスタイルが一般的でした。旦那さんが収入の全てを背負っていて、奥さんが家事の全てを背負っている。昭和時代は、ほとんどの家庭がそうだったと思います。そして、離婚率は今よりも遥かに低かったことが、実感としてわかります。

それが、僕が社会人になった頃……1995年頃から、「女性も働きたい、結婚しても共働きは珍しくない」といった風潮になったように思います。でも、それと同時に「離婚も珍しくない」になってしまいました。ここに、「離婚をしない結婚をする」という目標を掲げるなら、答えは見えています。

これは、僕の意見としてではなく、この世が出した結果です。現時点で出ている答えとして、正解は「昭和時代のスタイル」です。夫と妻が、きちんと役割分担をする方が良いのです。思えば、会社組織でも「権限と責任」を明確にした組織の方がうまくいきます。(中途半端に責任者が二人いたりすると、まずうまくいきません)

……。

ここに2006年度発表の厚生労働省のデータがあります。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/7342.html

全国平均、婚姻率が約5.7% 離婚率が約2% だそうです。簡単に申し上げると、結婚した人の36%がいずれ離婚している計算になります。そして、2009年の厚生労働省の発表では、結婚したカップルは75万組、離婚したカップルは25万組でした。やはり、3分の1は別れる計算です。

「ジャンケン、ポン! うわー、負けた~☆」
と言うのと同じレベルで離婚が起きている。これが今の日本の現実なのです。

▼世の中が出した答え▼

正解は「昭和時代のスタイル」。それを確かめるために僕は、「芸能界で、結婚後に上手くいっているカップル」を思い浮かべてみたのです。すると、2つのことに気づきました。結婚しても、うまくいっている芸能人カップルで、芸能オンチな僕 でも知っているカップルとしては、

・江口洋介と森高千里  (列挙中は敬称略)
・石橋貴明と鈴木保奈美
・辻仁成 と中山美穂
・キムタクと工藤静香 ←キムタクの方が通りがいいので、こちらで☆

が、いらっしゃいます。この4組をみたとき……さあ、気づきましたか?うまくいっているカップルの、1つ目の共通点。例によって「自分の頭」で、考えてみてくださいね!

はい!うまくいっているカップルは、女性が芸能界を退陣している、ということです。逆に、離婚に至ったカップルは、女性が芸能界に残っておられたのです。これに該当する、同じく芸能オンチな僕でも思いつくのが次の方々です。

陣内智則と藤原紀香 (列挙中は敬称略)
中村獅童と竹内結子
SAM と安室奈美恵
神田正輝と松田聖子 ←懐かしいカップルですね。

……そして、沢尻さんたちも、これに該当していたのです。もちろん、成功例の女性も、時々はTVなど出演していらっしゃいますが、第一線から退き、家庭に入っていらっしゃる点が共通なのです。これ、「昭和時代のスタイルが正解」という話を立証しているように思うのです。

実際に、家庭内がうまくいっているのかどうか、そこまで僕にはわかりません。でも、「結婚生活が続いている」という点で、高く評価してよいと思うのです。また、鈴木保奈美さんは、以前、川井一仁さんとご結婚されていましたが、当時は芸能活動を継続。結果、離婚となり新たに石橋さんとご結婚、12年になります。

僕が知る、芸能活動を続けて成功しているカップルは、
山下達郎さんと、竹内まりやさんです。

しかし、竹内まりやさんは、自称「シンガーソング専業主婦」と仰るように、控え目な活動の仕方に感じます。もちろん、探せば例外のカップルは、もっとあると思います。しかし、概ねこの公式に当てはまっていると思うのです。

-女性が職場の第一線から退くと、結婚生活が長続きする。-

これは、先述したように「マーチンがこれを勧めます」というお話ではありません。
「世の中が出した答えが、そうなっている」というお話です。
生かすも生かさないも、考慮するもしないも、皆さん次第です。

▼マーチンの提案と、もう1つの事実 ▼

これを踏まえ、僕の提案としては、こうです。
今の時代、家庭にどっぷり入りたくない、という女性は多いと思います。ですので、100%専業主婦というのは難しいかもしれません。だから、「バリバリ社会人」からは一歩引いて、契約社員、アルバイト、パート、又は、趣味や習いごとで社会との接点を持つのが、解決案ではないかと思います。(竹内まりやさんの例が、これにあたると思います)

これが、1つめの気づきです。
ここで、僕は、また考えました。

「じゃあ、結婚生活がうまくいくか いかないかは、女性次第なの?」

マーチン論、「スタートは男の力、継続は女の力」と以前からお伝えしておりますように、女性の力が大きいのは既にわかっていたことです。でも、それだけではない……と思うのです。すると……ありました!!

もう1つの気づき、それはなんでしょうか?
「僕が取り上げた、芸能カップルに見られる気づき」です。
また、ご自身で考えてから、読み進めてくださいね。

はい、ではお話しましょう!

▼その答えは……!▼

答えは、男性に浮気問題があるか、ないか、です。
ダメになってしまったカップルの男性、陣内さんと、中村獅童さんは、かなり大きく取り上げられて、「芸能オンチな僕でも知っているレベル」で問題になっていました。しかし、成功カップルの男性、江口さん、石橋さん、キムタクには、それがないのです。もしかしたら、小さなお話はあるかもしれませんが、「芸能オンチな僕の耳」にまで入ってくるレベルでないことは、確かです。

ところで、これは僕の個人的な意見なのですが、実は、昔から僕の知り合いを見たとき、彼女に「男は浮気するもんだ」と、堂々と言っている男性は、男の僕から見ても、あまり大した男性でないことが多かったのです。容姿も、経済力も、社会的地位も、です。

逆に、「コイツは、すごい男だ」と思う人は、彼女にそんなことは言いません。「浮気しないでね」という彼女に、「浮気なんか、するか!」と、皆即答しています。

つまり!!いい男は浮気を否定し、浮気問題を起こさない、ということです。

……という話を、「男は浮気するもんだと、堂々と彼女に言っている男性」に言うと、「どうせするクセに、何キレイごと言ってんだ」となると思います。しかし、これは「実際にする、しない」という問題ではないのです。

意気込み、相手を大事にする姿勢、が大事であり、それが、結果にも大きく影響を与えている、ということです。また、開き直る男性の予備軍が、「デリカシーがない男」です。

「この店、前の彼女とよく来てたんだよね」といった話をしたり、家に遊びに行ったら、他の女性の化粧品が置いてあった……などのお話です。……化粧品くらい隠せっちゅうに。「隠せばいい」という話ではありませんが、相手を大事にする気持ちがなさ過ぎる。「隠す気づかいもできないなら、女性を部屋に呼ぶな」ということです。

女性の皆さん。やっぱり「デリカシーのない男」は、危険信号だということです。将来的な視点でも、できればご縁をやめた方がよいのでは……と思います。

そして、男性諸君。彼女や、奥さんには、「浮気しない」と言える男になりましょう。そう言えるようになることが、「形から入る、いい男になる方法」ではないでしょうか。

▼きっとまだある、「幸せな結婚生活のポイント」▼

男女、両方の側面から、幸せな結婚生活を続けるポイントがありました。
そこで、僕は「まだ、他にないのかなぁ……」と考えました。
きっとあると思います。

恋愛相談歴11年の僕が思う、必要なことは2つです。

1.お金の使い方。
芸能人カップルの皆さんの答えは見えませんが、「お金の使い方」について、二人の意見が、概ね一致していることが とても重要だと思います。

2.セックスレスにならないこと。
僕の知る実践上では、99%。夫婦のセックスレスは不和や離婚に発展します(交際中でも同じです)。セックスレスでも、結婚生活が続いている例は多く存在しますが、この場合、仲が良くても「男と女」ではなく「家族」として暮らしていたり、「同居人」のようになって、結婚生活を送っている例が多いです。幸せな結婚生活を送るために、今回のお話を「あなたの中」でお考え頂き、前向きに活用して頂けたらと思います。

▼P.S.沢尻さんの発言に学べること▼

ニュースを拝見すると、高城さんは離婚には合意していない、ということでした。この沢尻さんの行動から学べる大事な点があります。それは……別れは、話し合ってから決めるものではなく、決めてから話し合うもの、ということです。

沢尻さんの行動には、賛否両論あると思います。しかし、別れを決心したなら、相手が何を言おうが「行動」した方が勝ちであり、それが別れる方法なのです。→沢尻さんの例では、記者会見で発表したことですね。

恋愛のお話といえば、実らせることばかりに注目しがちですが、「別れ」は、お付き合いをはじめるよりも難しいものです(僕はそう思います)。その別れを上手にこなす方法が、今回のお話からは学べるのです。

そして、ここから更にわかることがあります。「彼女(妻)とは別れるから、もう少し待ってくれ」と言い続ける男性を信用するのは、ものすごく危険だということです。沢尻さんを見たらわかるように、別れというのは本人が決めたら即実行できます。いつまでも別れないのは、「本人が決めないから」なのです。結婚していようがいまいが、子供がいようがいまいが、本当に関係ありません。だって、それで「スパッ」と離婚している人を、僕はたくさん知っていますから。

2万人を超える読者さんの中に、恐らく数十人くらいは……いつまでも待ち続けている人が、いらっしゃるのと思います。

でも、時は有限です。
あっという間に僕たちは年を取ります。
いつまでも待つことはできないことに気づいてくださいね。

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                                マーチンより
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