それが本当だったら、どうなるはず&師は慎重に選ぼう

先日、Aさんからあるご相談を受けました。
その中に、こんなお話があったのです。

「彼は30歳、大学を2つ卒業しており、(ひとつは東大です)今は世界中にいくつもの会社を持っています。 ~中略~ 話をする中で彼は、“今まで彼女がいたことはない”と言っていました。そういえば、私と話すとき顔を赤くして、照れくさそうにしていました」

Aさんは、会社同士が行うパーティで彼と知り合ったのですが、その時彼の友人に「彼はどんな人なんですか?」と聞いたそうです。すると「彼の名前をgoogleで検索した方が早いよ(笑)」と言われて実際に検索た所、彼の経歴などが出てきました。なので、上記は本当です。

さあ、ここで問題です。
彼は「今まで彼女がいたことはない」と言っています。

これは本当でしょうか? ウソでしょうか?
それとも現状では判断できず、どちらの可能性もあるでしょうか?
ご意見を決めてから、読み進めてくださいね。

はい、では参りましょう!

◆ なぜ、マーチンにも相談を? ◆

「先生は、彼が“今まで彼女がいたことはない”と言っているのは、どう思いますか?」
「はい、ウソだと思いますよ。絶対そんなことないです(キッパリ)」

「えっ!?」 ←かなり驚いています。
「それは“特定の彼女がいない”っていうだけで、時々エッチしたり、会ってる女の子はいるということですよ」

「えええ!? 本当ですか?」
「はい。今いるかどうかは別ですが、“これまで彼女がいたことがない”っていうのは、おかしいと思います」

「なぜですか??」

……と、Aさんは「全然そんなことはないはず!」という感じで、強く質問してこられました。と同時に、こんなことを仰っていたのです。

「今まで他の専門家の先生にも相談したんですが、誰もそうは言わなかったです」

「はぁっ?」

「彼に女性がいたはず、って言ったのはマーチン先生だけです」

「ああ、なるほどね。 えっとね、相談するのは誰かひとりに決めた方が良いですよ。色んな人に相談すると、それぞれ違うことを言いますから、悩んで相談したのに、もっと悩むことになってしまうことが多いんです。本を読むのも同じで、色んな本を読むと書いてあることがみんな違うのでどれが正しいのやら、わからなくなるんです」

「……まさに、今、そうなってます。でも、今までの先生はみんな同じでした」

「ですので、“自分の責任”で自分の先生を決めることが大事です。そして決めたら、その先生と相談して方向性を持って頑張ることです。私がお嫌でしたら、他の先生でもいいのです。自分の責任で決めることです」

といったお話をしたところ、「どうして先生はそう思うんですか?」「根拠はなんですか?」などなど質問攻めになりました。ううん、これは中谷彰宏先生の講義にもありましたが、「リスペクト(尊敬)できず、はじめからエビデンス(根拠)を求めるようではいけない」というお話のことだなぁ、と感じました。

こちらに詳しく掲載しています。
・2018/06/18号 PREMIUM No.795 一流の学び方、二流の学び方

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まぐまぐ >> https://www.mag2.com/archives/P0000272/2018/

簡単に説明しますと、素直に聞く姿勢になれていないことが、良くないのですね。リスペクトできずに素直に聞けないなら、相談しない方が良いわけです。これはAさんだけでなく、誰にも言える「学ぶ姿勢」のお話です。ただ面白かったのは、この後にAさんは、「マーチン先生の本を、取り寄せて読んでみようと思います」と仰ったことでした。

そして、僕は思いました。
これまで何人もの先生に「彼には彼女がいない」と太鼓判を押されていたのに、
なぜ、またマーチン先生にも相談したのか。

この答え、皆さんにはお分かり頂けますでしょうか。

◆ 「彼女がいたことがない」はウソの理由 ◆

さて、どうしてマーチン先生は彼のことを、「それは“特定の彼女がいない”っていうだけで、時々エッチしたり、会ってる女の子はいる、ということですよ」と言ったのか。理由は大きく2つあります。

1.それだけ高学歴で仕事ができるのに、「彼女がいたことがない男」を見たことがないからです。皆さんも振り返ってみて下さい。そんな人を知っていますか?(笑)

これは言い換えると、いくつも会社を持つオーナーで「彼女いない歴=年齢」という男性を見たことがないということです。こう表現すると「そりゃ、そうだろうなぁ」とお分かり頂けることでしょう。

2.高学歴&高収入で「“彼女がいたことがない”と口にする男の話」は何百と耳にしているし、僕自身も出会ったことが何度もあります。そして、その全ての事例が「特定の彼女はいないけれど、女性はいくらでもいる(いた)」という状況だったからです。

過去のメルマガを遡ってご覧頂けたらわかりますが、他の相談事例でも一言一句同じ発言をする男の話が何度も出てきています。僕はこの仕事を18年していますのでわかるのですが、「同じタイプの人間」は、一言一句同じことを言うのです。もちろん、やることも同じです。

つまり、「言うこと、することが同じ人間は、同じタイプ」ということです。

上記1、2で十分根拠になると思います。
マーチン論は「マーチン先生はこう思う」という話をしているのではなく、「実際にこうだった」という話を根拠にお伝えしていので、自信持って言い切れるのです。じゃあ、これは↓↓何なのかと言いますと、

> そういえば、私と話すとき顔を赤くして照れくさそうに話していました。

Aさんの勘違いです(アッサリ)。ごめんなさいネ。これも長年相談を受けてきたらわかるのですが、これは勘違いをする方の典型的な話し方で、これまた一言一句同じように仰います。下記様々なバリエーションです。

・彼といつも目が合うんです。
・私と話をすると、いつも嬉しそうにしてるんです。
・私が話しかけたら、顔が赤くなるんです。
・私が近寄ったら、ワザと避けるように距離を取るんです。
・私が他の男性と話したら、不機嫌になるんです。

「それが本当だったら」、相談する前に恋は実っているでしょうし、少なくとも、いい雰囲気になれているはずなのです。しかし現実は、上記のような話をしながら……

・LINEやメールの返事は、いつも数日後~一週間後なんです。
・LINEやメールで食事に誘うと、そこはスルーされて返事がくるんです。

と、こうなるのです。ちなみにAさんは前者でした。
ここで勘違いだと指摘すると、↓↓こういう反論が出るのですが、

「だって、彼は超忙しい人ですし、仕方がないと思います」

超忙しい人ほど、時間を作るのがうまいのです。だからこそ、「超忙しくなれる」のです。

そんな人が、「気になる女性への」LINEの返事ができないわけがありません。しかも既読はすぐについているので、つまりはやりとりする価値がうすい。彼にとって「する必要性」を感じないから後回しになっている、と考える方が正しい現状把握なのです。(厳しいですが、要するに脈がない)

そして、こういう見方もあります。
僕は「年齢=彼女いない歴」というアラサーの男性に、何度もお会いしています。そんな男性は、自分に興味があるような女性がいたら、目の色変えますよ(余程タイプでない女性だったら別かもしれませんが・苦笑)。彼のAさんに対する興味なさげな態度からも、女性に困っていない。それがハッキリ見て取れるのです。

「それが本当だったら、どうなるはずか」

こういった視点で、お相手の真意を考えてみるとよいのです。

◆ 慎重に選ぼう ◆

話は変わりますが、僕は恐らく日本で最初に「恋愛相談」を本業にした人物です。真面目な話、もし違っていたら教えてください。素直に訂正します。僕のサイトスタートは2000年3月。「恋愛相談師になります」とサイトで宣言したのが2000年12月31日でした。

2007~2010年頃に出版した本の自己紹介には「日本で唯一、恋愛相談で生計が立つ恋愛相談のプロ」といった文言がありました(笑)ところが今は、僕の二番煎じ、三番煎じならぬ、「百番煎じ」くらいの人物がたくさんおられます。

で、今回の件で、僕はまたまた思いました。該当者見ているかもしれないですが、ハッキリ言いますとレベルが低すぎます。「そんなのでお金取って、相談受けたらダメでしょ」と言いたい人だらけです。その典型が、先程のお話。

> 「今まで他の専門家の先生にも相談したんですが、誰もそうは言わなかったです」

これがわからない人が、お金取って話を聞いてるなんてヒドいのでは……と。しかもAさんの口ぶりから、3~4人には相談したと感じます。「なんだよ、そのアドバイス」といった話はしょっちゅうなのですが、「今回のはあまりにひど過ぎる」そう感じました。

もし、「真実を知りつつ、でも相談者の言って欲しいことを言っている」ならば、それを信じさせてあげること、安心させてあげることが必要ですが、できていない。結果、いたずらにご相談者にお金を使わせることになっています。

なので、この内容は通常のメルマガでも配信します! ←元はPREMIUMメルマガです。

これは人生哲学、世渡りの話として読者の皆さんにお伝えしたいのです。Aさんへの話にもありましたが、恋愛相談に限らず、誰かに何かを習うならば、「誰を師とするか」は自分の責任で、慎重に決めましょう。

恋愛相談の世界で言えば、今はとんでもない人がゴマンといます。そうだ、未だに覚えている、僕が絶句したお話があります。僕が某電話相談サイトの先生として依頼を受けて、参加した説明会でのこと。そこにいたある女性の先生(?)が、こんな質問をしたのです。

「電話相談の料金は、自分で設定できるんですよね?」

「はい。変更も可能です」 ←事務局の人ね。

「じゃあ、値段変更の依頼をして、御社が対応するまでの間に入った電話相談の料金は、変更前、変更後、どちらになるんですか?」

そこには7~8人くらいの先生がいらっしゃいました。
そんな中で、この質問。

……僕は、死にそうになりました。

頼むから、アンタ先生やめてくれ。
そんなアンタに、お金払って相談する人は災難だ、と。

この話は、皆さんによく申し上げている失敗例、「目先のどうでもいい疑問を気にしている事例」ですね。かんっぺきに、「どうでもいいだろう、そんなことは」です。別にその1件や2件の相談料金が、どちらになろうが、ただそれだけです。そんなこともわからず、人前で超絶くだらない質問をする人物が、「先生」という名前で表に出ているのですからシビレます。

こういったことは、どこの業界でもあるかと思います。誰を、何を、選ぶかは自分の責任であり、その結果も自分の責任である。その意識を持つだけで、かなり世渡り上手になれるように思うのです。

…………。

さて、こちらの答えは、お分かり頂けましたでしょうか?

> これまで何人もの先生に「彼には彼女がいない」と太鼓判を押されていたのに、
> なぜ、またマーチン先生にも相談したのか。

普通ならこういった場合は、「自分の望む回答」を得るために相談を重ねています。占いの結果が気に入らず、何度も占いを重ねるのが、その典型例ですね。しかし、今回は複数の先生から自分の望む返答をもらっていたにも関わらず、何度も相談を重ねていたのは、なぜなのか。

それは、その先生たちの返答に「違和感」を感じていたからではないでしょうか。だからこそ、アッサリそこを突いた僕の回答に強く反応してしまった。信じたくない反面、本を取り寄せてまで読んでみようと思ったのだと思います。人間、他人にウソはつけますが、自分にウソはつけません。違和感から目を逸らさなかったのは、Aさんの偉かった点だと思いました。

最近の頻出ワードです。
「正しい現状把握」をして、頑張っていきましょう。
全ては、そこから始まっていきますよ。

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