雑こそ全ての元凶 ~後編~
恋愛だけじゃない。ビジネスでも雑こそ全ての元凶
はい、今回は8/10にお届けしました前編に続く、後編です。
それでは、早速参りましょう!
前編はこちらです。
日常に出来ていたら、大切な時にも自然にできる
前編の冒頭に出てきたS口さんのお話です。彼女は5月末、1年付き合ってきた彼に結婚を迫って、ハッキリしてくれない彼にブチ切れて散々攻撃してしまい、今は連絡が取れない状態になっています。でも、これはハッキリしてくれない彼が悪いのではなく、決めてもらえない自分が悪い、その典型例でした。
S口さんは、「No.798 会えている時に何をしたか」でご紹介した下記の事例です。
-------------------------------------
話は変わりますが、二週間前から、なぜか同じようなご相談者が相次ぎました。「半年~1年交際していたけれど、非常に危ない状況になった」というものです。どちらも、ほとんど毎日~週2回以上は会えていたのです。そんなに会えていたのに、どうして危ない状況になってしまったのか。それは、「ただ会っていただけ」だったからです……。例えば、
・彼に会っている時、彼がお料理を作っていた。「パスタが食べた~い」など、女性が能天気に(ゴメン)仰っていたようで……。
・僕が教室の雑談で「アイロンを自分でかける男性は、まずいない」と話した際、「彼、自分でかけてましたよ~」とサラリ。
と、モロに女子力を発揮できる場面があったにも関わらずスルーしてしまっていたのです。こ、これはもったいないです。
メルマガはこちらでご購入頂けます >> http://dr-martin.jp/blog-entry-1316.html
-------------------------------------
そして先日、彼に久しぶりに連絡をしたいという話になりました。以下、彼女から7/29(日)に頂いたメール案です。
「ゆっくり過ごせてる? 来週末の4日か5日、久々にお肉でも食べに行かない?(^^)」
お肉は彼の好物だということでした。さあ皆さんは、この案をご覧になって、どのように感じられましたでしょうか? 直感的に感じたことを、答えて頂けたらと思います。
3
2
1
はい、僕が文章を見ての第一印象は、
「相変わらず上から目線」 厳しくてごめんなさい!(>_<)
ということで、見た瞬間「変わってないなぁ(苦笑)」と感じました。これは自分の立場がわかっていない、そういう言い方になっているのです。(フラれそうな現状に沿った発言ではない、ということです)
「ゆっくり過ごせてる?」、「お肉でも食べに行かない?(^^)」という言い回しは対等な話し方です。うまく行っている時なら良いかもしれませんが、現状ではかなりマズイです。また僕の本音では、うまく行っている時でもこれはNGです。
×:ゆっくり過ごせてる?
○:ゆっくり過ごせてますか?
×:お肉でも食べに行かない?(^^)
○:お肉でもどうかなぁ?(^^)
随分印象がよくなること、おわかり頂けると思います。そしてこれもまた、「丁寧か、雑か」で言ってしまるお話だと思うのです。本来、うまく行っていても丁寧に話せることが大事なのです。それが平常時にできないから、こういった大事な場面でもできなくなってしまうのです。
常に丁寧に話していたら(LINEやメールを打っていたら)、こんな失敗をすることは皆無になります。「当たり前のレベルを上げる」ことの大切さが、ここでも垣間見えると思います。
スケジュールを押さえようとしてはダメ
S口さんのお話は、もうひとつポイントがあります。彼女は彼と1ヶ月会えていない状況です。ここで先程のメール案は、7/29(日)にメールをして、翌週末の彼の予定を「押さえようとした」のです。こう書くと、何がNGかわかりましたね。そう、今のような状況で来週末の誘いをするのはナシなのです。(これは似たような状況の方、全てに共通するお話です)
彼の立場で考えたらよくわかります。今のこの雰囲気で、彼が来週末を、わざわざ空けてまで会おうとするか……。
しないですよね。
今の状況では、良くて「予定が空いていたら、会ってくれるかも」です。なので、直前になってお誘いする方が良いのです。それで会えないなら、その時に次の案を考えた方が良いのです。「早く約束しないと、予定を入れられてしまう」という自分優先の考え方になっていると、こういう案が出てきてしまうのです。なので、結論としては「まだ彼に会わない方が良い」とお伝えしました。
会っても、「1ヶ月経っても、何も変わっていない」と思われてしまう可能性が非常に高いからです。次に会う時は、「ああ、なんか変わったね」と良い印象を持ってもらうこと、これが一番重要なのです。
仕事でも、雑こそが全ての元凶
さて、これまでは恋愛のお話をメインに「雑」を取り上げましたが、仕事においても仕事が出来ない人は、「雑なヤツだなぁ」で括ってしまえることに気づきました。例えば、会社で注文しておいたコピー用紙が届きました。新入りの事務員さんがこれを受け取って……
「すみません、コピー用紙届いたんですが、どこに置いたらいいんですか?」
「ああ、コピー機の横に積んであるから、そこにお願い」
「はい、わかりました」
……で、あとで見てガッカリするのです。
コピー機の横に積んではあるのですがっ!!!
今までに積んであったものは、ダンボールから出して積んであるのです。つまり「ペリっ」と外紙を剥がしたら、すぐに使えるようになっています。しかし、彼女が積んだのは、ダンボール箱ごと、ただ置いてあるだけ。
ショワッ!! ←空を飛んでます
こういう人、僕は何人も見たことがあります!!!これは教えてもらうとか、そういうレベルの話ではありません。考えるまでもない、見たらわかる。それが見えない=「雑」だということです。こういう話は、あげればキリがありません。
「マーチンくん、思うんだけどさ、新入りのAさんが淹れたお茶って、あんまり美味しくないよね?」←部長さん
「そうですよー(笑)だって……」
そのAさんは、それこそお茶をいれるのが雑なのです。普通ちゃんとお茶を淹れる場合、湯呑が3つあったら、1番の湯呑→2番の湯呑→3番の湯呑 → また1番の湯呑→2番の湯呑……と少しずつ、3つの湯呑に入れていくのが常識です。
そう常識なのです。
んが、このAさんは、1番を満タンにして。(←ガソリンかい!)2番を満タンにして!! 3番を満タンにするから、味が偏りまくるのです。
当たり前のレベルが低い。雑である。
ほら、やっぱり話はそこに落ち着くでしょう?
まだあげましょうかっ!?
「マーチンさん、A社から頂いた資料は、サーバのどこに置いといたら、いいんですか?」
「ああ、サーバにA社のフォルダがあるから、そこにお願い」
「わかりましたー」
……で、あとで見て、またガッカリするのです!そこにファイルが入ってはいるのですが、フォルダがこうなっているのです。
<A社のフォルダ>
20180515.pdf
20180618.pdf
20180701.xlsx
20180711.docx
新商品の説明会(2018年…… ←ヤツが入れたのは、これだ!
どうして、今までの人がやっているように、揃えようと思わないのか。これまた考えるまでもなく、見たらわかる。それが見えない=「雑」だということなのですーーーっ!
特に何も見ずにやる。
隣にあっても見ない、見えない。
それが、こういう人の「当たり前」なのです。
これでは、ありがとう法なんかできるわけがありませんし、恋愛がうまくいくとも思えないのです。
どうでしょうか。「雑こそ全ての元凶」かなりスゴイお話だと、僕は思います。このお話に直接該当する人はもちろんのこと、会社で管理職にある方、後輩や部下を持つ方も、ぜひ、役立てて頂けたらと思います。
…………。
マーチン先生は、何事もかなり丁寧にするタイプです。ドアもそっと閉めますし、靴を脱ぐ時も丁寧に脱ぎます。そのおかげか「日本物持ちグランプリ」があったら、入賞間違いありません!
僕の事務所にある洗濯機は21年現役ですし(1997年購入)、事務所にあるビジネス靴は、全て10年以上のものですがピカピカです。まあ、それはどうでもいいのですが(笑) この「丁寧な性格」が、マーチン先生を生んだのだと思います。
僕が2000年からお話しているマーチン論は、誰に習ったわけでも、何かの本を見てそれを参考に書いているわけでもありません。100%完全に僕のオリジナルです。「恋を実らせるコツ」も、「ありがとう法」も、その他全てのお話が、恋を実らせるためのコツを「丁寧に考えた」からこそ、気づけた話だと思うのです。
ぜひ、皆さんも「丁寧に」何事もしていくように心がけてみてください。きっと「それだけ」で、何もかもがレベルアップしていくことだと思いますよ。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
個別相談のお申込み
無料相談掲示板 悩みの足跡
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・