入籍が決まりました。今後の生活費について

[2930] かしゅー

先生ご無沙汰しております。
以前はご相談に乗って頂いきありがとうございました。おかげさまで、彼からプロポーズされ秋に入籍することが決まりました。

※前回のご相談はこちらです。ご相談日は2017年11月27日でした。
https://www.martin.ne.jp/?p=3304

また相談させてください。
生活費についてどうするか、という悩みが解決できずにいます。

彼と私は現在は収入がほぼ同じで、将来的には彼が上になると思います。彼は「お互い自由になるお金も必要だから、折半でいいんじゃないか」と言っていますが、私は彼の収入で生活し、自分の給料は貯蓄などのスタイルがよいかと思っています。(もちろん逆もありです)

本音を言うと、家事の折半は実際無理だと思うので、彼に生活費を多く出してほしいと思っています……。家事に関しては、彼は「男が5:5だと思って折半していても、女性から見たら7:3くらいだと思うからイライラさせることもあると思う」と言っています。

すべてが折半というのは夫婦という感じがしません。もちろん夫婦の数だけ生活スタイルはあると思いますが、ぜひ先生のアドバイスをお聞かせ頂きたいです。何卒よろしくお願いいたします。


こんにちは、マーチンです。
ご相談拝見いたしました。

まずは、ご成婚おめでとうございます!今年3例目のご報告ですね。嬉しい限りです(^^) そんな中でのご相談……ということで、早速参りたいと思います。

男女がうまくやっていくためには、一般的に話しにくいお金の話、エッチの話。この2つが明るくできることが大事です。それで今回はお金の話となるわけですが、僕はですね、「家事を折半するから、お金も折半する」という議論の仕方に疑問を感じました。

これにはお互いに「自分が有利でありたい」という気持ちが見えるのです。実際にそういうお言葉も出ていますね。これでは、うまくいかないでしょう。

1.それぞれを切り離して、
2.それぞれが「本来どうあるべきなのか」を考え、
3.それをできる範囲でやっていく方が良いと思います。

そこで、マーチン先生の意見です。これが絶対に正解!という話ではありませんが「正解の1つの形」として、ご覧頂けたらと思います。

まず、お金の話から。
お二人のような問題は「結婚後も独身時代と同じように生活をしたい」という「間違った願望」があるために生まれているのです。結婚後も独身時代と同じように生活したいなら結婚すべきではない、これが正解だと思います。

「結婚する=家族を持つ」ということです。それはつまり、今までとは全く違う生活スタイルになる、ということです。わかりやすく言えば、自分のために生きるのではなく、家族のために生きる。このあたりの認識?覚悟?が足りないので、すぐ離婚するカップルが多いように感じます。そして、僕が思うズレている点はこちら。

> 「お互い自由になるお金も必要だから、折半でいいんじゃないか」

それ、順番が違います。お金が余ったらそうしたらいいですが、それは先にするものではないのです。先にするべきはお小遣いの確保ではなく、一家としてのやりくりです。こう言われたら、ほとんどの方が「それは確かに」と感じるのではないでしょうか。

そこで、結論を言いますと、かしゅーさんの議論は「お二人の財布が別になっている」ことが前提となっています。これを「ひとつの財布にすること」が、解決への第一歩でしょう。かしゅーさんご自身、下記のお話から「彼のお金は使っても、自分のお金は残しておきたい」という願望が見て取れます。

> 私は彼の収入で生活し、自分の給料は貯蓄などのスタイルが
> よいかと思っています。(もちろん逆もありです)

「もちろん逆もありです」は、僕にはとってつけたように見えましたよ(苦笑) ここで皆さんのためにお話しますと、夫婦になったら「それ以降」に得た財産は全て半分ずつになります。つまり、自分のお金を全て使って生活して、お相手の給料は全部貯金になっていたとしても、それは完全に半分自分のものなのです。

例えば、専業主婦で自分は収入なし。旦那さんの収入で生活していて、旦那さんが結婚後に貯金を500万円していたなら、250万円は自分のものだということです。

※食事を作ったり、家事をしたり、専業主婦としてきちんと役目をこなしているという前提です。つまり、お互いがお互いに役目をこなしている場合です。

※結婚前に持っていた財産は、それぞれ個人のものです。

だから、本当にどちらのお金を使っても同じことであり、これはつまり、お財布を一つにしても同じだということです。ですので、

> 彼に生活費を多く出してほしいと思っています……。

この考え方もズレている、ということなのです。
夫婦の財産はお互いのもので、どちらのものでもないのです。

なので、解決したいと思っている自分がまずひと肌脱ぎましょう!お財布をひとつにする=「共同の口座を作る」のではなく、自分の給料を全て旦那さんの口座に入れてしまえばよいのです。そして、そこから

・貯金がいくら
・家賃がいくら
・電気代、電話代、光熱費がいくら
・生活費(食費&雑費)がいくら
・保険代がいくら

……と優先度の高いものから取っていって、最後にお小遣いをそれぞれいくら、としたらよいのです。これがお金についての解決案だと思います。

次に家事についてです。
家事をヘタに役割分担すると、不満が募る一方になります。

全部やってくれて±0。
ちょっとでも見落としがあったらマイナス……という減点法になります。

そこで原点回帰です。かしゅーさんは、彼と結婚したいのですよね?だったら、自分にできる家事は全てやりましょう。

彼のために。

「何割かは旦那さんにやって欲しい」と考えることが、不幸の入り口です。マーチン先生の意見は「女性は女性らしく、男性は男性らしく」です。かしゅーさんが女性らしく、そして、思いやりの気持ちを持って、

「家事は、私が全部やるから大丈夫よ(^^) もし、足りないところがあったら許してね(手伝ってね・笑)」というスタンスでいてこそ、旦那さんも、

「生活費は俺の給料で全部賄ったらいいよ。君の給料は全部貯金しよう(^^)」

と男らしく、気持ちよく言ってくれるようになるのではないでしょうか。先述の通り、どちらのお金を使っても同じなのですが気持ちの問題ですね。男性の立場でしたら、先に自分がそう言うことで、共働きでも奥さんが「じゃあ、家事は基本私がやるから大丈夫よ!」と言ってくれるものでしょう。

> すべてが折半というのは夫婦という感じがしません。

その通りですね(^^)

せっかく結婚するなら、お互いがお互いのために頑張る。そういうスタンスでスタートしていくのが、よいのではないでしょうか。

この度は、ご相談頂きありがとうございました。

2018/04/09 wrote

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