家を取るか、恋人を取るか

[2697] えり [関東] 2014/01/13(Mon) 21:19

マーチン先生、はじめまして。えりと申します。
ブログや本を楽しく読ませていただいております。いつも笑顔や前向きな気持ちをいただき、ありがとうございます。今回、ご相談したいのは2年ほど付き合っている彼(41)との結婚についてです。彼はサラリーマンで、私は医師です。彼とは異業種交流会で出会いました。

付き合った経験が少ない私は1年程度は、好意と不安で揺れる日々でした。しかし、今では彼の仕事に対する熱心さや家族思いなところ、忙しい時でも私を大切にしてくれていることを感じ、私も応えたいと努力をしています。

しかし、付き合った当初から両親は年齢や学歴、職業、家柄などを気にして反対しています。親戚同士、同業種が多いので不安が大きいのだろうと思います。最初私も不安だったので、彼には秘密で親と結婚相談所に行き、同業者と何回かお見合いをしました。しかし、彼以上に思える人に出会えず、中途半端も失礼だと感じ、1年間で退会しました。

マーチン先生はどうお考えでしょうか。私自身親離れしていない部分があり、今は仕事上実家暮らしなので、まずは1年後一人暮らしをしたいと思っています。

しかし結婚は本人同士だけではなく、家同士の関わりだとも聞きます。育った環境や職業で価値観が異なり、結局上手くいかなくなるのでしょうか。また、本人は良くても家族に迷惑をかけることになるのでしょうか。考えても答えが出ず、今回ご相談させていただきました。お忙しいところ恐縮ですが、宜しくお願い申し上げます。


えりちゃん

こんにちは、マーチンです。ご相談拝見いたしました。お話を伺って、僕が一番「ここだな」と思ったのは、こちらでした。

> 考えても答えが出ず、今回ご相談させて頂きました。

このお話は、考えて答えが出るものではありませんね。例えば、レストランに入って「ハンバーグにしようか、オムライスにしようか」と悩むとき、「考えても決まらない」のと同じです。答えを出すには「考えること」ではなく、「決めること」が大事なのです。ここがわかっておられないことが、えりちゃんは「甘い」ように感じました。この甘さは、他のお話でも見て取れます。

> まずは1年後一人暮らしをしたいと思っています。

「まずは1年後に一人暮らし」って、「え!?」と思いました。えりちゃんは、今30歳です。ということは、今年中には31歳になるわけです。すると、1年後の一人暮らしをする時期によっては、32歳になっている可能性もあるわけです。

そして、この「まずは1年後に」という言い方から、「手始めに」という印象が強く伝わってきます。すると、恐らく33歳か34歳までは結婚しない前提になるでしょう。それでいいのでしょうか……ということなのです。僕は良くないと思います。「今、決める」という意識が、とても大事なのではないかと感じました。そして、下記の意見は、

> 育った環境や職業で価値観が異なり、結局上手くいかなくなるのでしょうか。

基本、関係ないと思います。極端な例、例えば片方が中卒で働いており、もう片方が大学院卒……これくらい育ちの差があれば、そうした心配は起こりえると思います。ただ、それでも「起こる可能性がある」というだけで、必ずダメになるというわけではありません。また、お二人のように既に2年も付き合えている場合は、問題ないと思います。

大原則、うまくいくかいかないかは、そうしようとする気持ち、本人たちの姿勢の問題だと思ったら良いでしょう。

→外国の方と結婚して仲良くできるのは、このわかりやすい例だと思います。

あとですね、えりちゃんに限らないのですが、「考えても仕方がないことを考える皆さん」は、こうしたお話を「ただ検証するだけ」になっています。例えばえりちゃんは、僕に「育った環境や職業が違うと、結局上手くいかなくなるのでしょうか?」と問いました。僕は問題ないと返答しました。でも、えりちゃんは「よし、じゃあ、彼と結婚しよう!」とは思っていないと思います。

同様に、僕が「そうですね、きっとうまくいかなくなるでしょう」と答えても、「そうですか、じゃあ、彼のことはやめます!」とはならないと思います。つまり、ただ気になったから聞いているだけで「考えても仕方がないこと」なのです。

えりちゃんのお話は、「家+仕事を取るのか、彼を取るのか」という二択です。それを保留にして2年間が過ぎました。更に、このご相談時点では、今後も3~4年くらいは保留にする前提になってしまっていたのです。だから、冒頭の結論に戻ります。

「考えること」ではなく、「決めること」が大事です。

二択を悩むときは「どちらをとっても正解」というのが答えです。(ホントです。どちらも甲乙つけがたいから悩むわけです)そして、選んだ結果が「正しかった」と思えるように頑張っていく……これが、あるべき姿なのです。家を取るならば、彼とは今後一切の連絡を取らないこと。そして今後出会う男性と彼を比べない。「彼とは終わったこと」だとして新しい出会いに目を向けて頑張ることです。

彼を取るならば、親に何を言われても彼の味方であり続けること。そして、「許してくれないなら家を出て、他の病院で勤務医をする」という気持ちを持って臨むことでしょう。

道を決めてしっかり歩んでいきましょう。
この度は、ご相談頂きありがとうございました。

2014/01/28 wrote

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