復縁を成すには、静かにして調子に乗って喋らない。その理由

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1 復縁を希望しています

復縁を希望しています

新年明けてすぐに、トラブル発生！
そんなご相談が届きました(^^;

＜ご相談＞－－－－－－－－－－－－－－－－－－
こんにちは、細野と申します。
私はお正月の１月２日、彼から別れを告げられました。
復縁を希望しています。

原因は私が彼のスマホを見てしまったことです。女の子とのやりとりがあったので、彼を問い詰めてしまいました。しかもスマホを見たのは２回目で、前回「次したら別れる」と言われていました。とても後悔しています。

私は３３歳、彼は３４歳で会社の同期です。それまでは顔と名前を知っている程度でしたが、昨年仕事が同じになって急接近しました。意気投合して付き合うようになって、５月の連休明けからは半同棲のように過ごしてきました。

先週末、同期の仲良しカップルと４人で遊びました。その時は私たちも今までと変わらず、楽しく過ごしました。遊んだ場所が彼の家から遠く、彼は次の日に用事があったため、私の家のお風呂を貸してあげました。彼は漫喫に泊まる予定でしたが疲れて寝てしまい、付き合っていたころのように泊まっていきました。

そして翌朝、私が甘えてベタベタしてしまい、また喧嘩になったのです。怒った彼が出て行こうとするのを、私は必死で止め、しつこくしてしまいました。お詫びのLINEをすぐに送りましたが既読スルーで、それから彼と連絡はとっていません。

来週末には彼を含め同期７人でスノボに行く予定です。私は彼に会えるのでとても楽しみですが、以前と同じようにベタベタしないように気をつけなきゃと思います。

スノボ後は、距離を置くべきなのでしょうか？こんな状態で復縁の可能性なんてあるのかと毎晩考えてしまいます。彼には「復縁はない」と言われています。とても頑固な人です。
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ううううん、なるほど。
細野さんのお話を伺って、皆さんはどんな印象を持たれたでしょうか。

復縁希望ですので、どうしたらそうなれるのか。
それを考えてみてくださいね。

３

２

１

はい、では参りましょう！

彼を「頑固」と言うようでは復縁できない

> こんな状態で復縁の可能性なんてあるのかと毎晩考えてしまいます。

そうですね、僕の印象をお伝えしますと、今のままでは難しいと思います。ズバッと厳しい指摘になりますが、理由は次の２つです。

１．ご自分の立場を踏まえて動いていない。
２．頑張り方（考え方）がズレている。

１について分かりやすいのは、ラスト一文「とても頑固な人です」という一言です。他の事例でも取り上げたことがありますが、「頑固」とは人を悪く言う言葉です。これを、今「頑張りたい人」の評価として口にするようでは、復縁が叶うとは思えないのです。彼に直接言っているわけではありませんが、仮に彼がこのご相談文を見たとして、

「はあ？お前にそんなこと言われる覚えはないわ！」と言われるようなら、実る可能性はありませんし、（細野さんは、これになっています）「ああ、こんなにも俺のために頑張ってくれているのか」と感じてもらえるなら実る可能性があるわけです。これが自分の立場を踏まえて頑張ることが大事、という話になります。

そして２については、こちらです。

> スノボ後は、距離を置くべきなのでしょうか？

これもよく出る話ですが、距離を置いて解決する問題は何もありません。時間を置くことの効果は「二人の間の嫌な雰囲気」が解消されることで、連絡が出来なかったものができるようになる、などがその効果なのです。

そして有名な（笑）復縁の三ヶ条がこちら！
（好きな人や婚活で、アタックしてダメな時も同じです）

１．別れに至った原因を明確にする。
　（アタックしてもダメな原因を明確にする）
２．それを改善する。
３．お相手に「ああ、君は（あなたは）変わったね」と感じてもらう。

さあ、ここで皆さん。
細野さんの例ですと、「１．別れに至った原因」が何かわかりますか？簡単なようですが、ちゃんとわかったら恋愛上級者です。単純ではないのですゾ～！

３

２

１

スマホを見たことは、１つの事象

はい！一見すると「スマホを覗き見たこと」だと思いますよね。もちろん、それも原因ではありますが、それは「表面に出てきた１つの事象」でしかないのです。

そもそもの話として、彼は女の子とやりとりをしていたそうです。それが単純にお友達なら良いですが、３０代半ばの恋愛を卒業した男性が、女友達とわざわざLINEをするかというと……そうは思えないのです。

また、単なる連絡なら、細野さんが気になることもないでしょう。それが「気になるほどしていた」ということは（だからこそ、スマホを覗き見た）、彼に他の女性を求める気持ちがあった可能性が高いのです。ということは、細野さんに何かしらの不満があった可能性が高い。そして、それは今回のご相談内容から読み取れてしまい、話の筋が通るのです。

交際していた時の「接し方」が別れの原因

先程の「ご自分の立場を踏まえていない」お話から、交際中にもワガママな姿勢が出ていた可能性が高いでしょう。「復縁したい」と思っている時に、彼のことを「頑固」と表現してしまうわけですから、交際中、特に意識せずに彼と話していた時にも、彼がイラッとする態度や言葉を口にしていた可能性が高いのです。

> 翌朝、私が甘えてベタベタしてしまい、また喧嘩になってしまったのです。

このお話、一見すると「そのくらいで怒る彼ってどうなの」と感じますが、ちょっと甘えて、いきなり彼が怒ったのではないと思います。恐らく「こら、ダメだって」「別れたんだから、やめなよ」など何度も言われたけれど、それでも繰り返した結果だと思います。

これまでの内容や、「ベタベタしてしまい」という表現、「私は必死で止めしつこくしてしまいました」といった下りから、それが想像できるのです。つまり、「１．別れに至った原因」は、細野さんのワガママな姿勢（ごめんなさい）だと感じました。

復縁を成すには、変わったと感じてもらうこと

復縁を成し遂げるためには、ワガママな姿勢を改善して、彼に「ああ、君は変わったね」と感じてもらうことが必要なのです。こう考えると実は細野さん、凄く恵まれた状況にあるのです。

復縁が難しい原因は、それを伝える（見てもらう）機会がないことです。しかし、お二人は会社の同僚ですので、「会おうとしなくても会える」のです。また、来週は仲間うちでスノボに行くということでした。でしたら、会社での振る舞い方、スノボでの振る舞い方が変われば、彼に「変わったね」と感じて頂ける可能性が出てくるわけです。

まずはスノボに行く時に、皆さんへの気遣いを心がけましょう。ありがとう法ですね。道中、車で行くなら飲み物や食べ物の用意。スキー場での食事の際に席の確保や、食べ物を持ってくるなど、色々あります（スキー場はセルフサービスですから）。

反省すると、人は大人しくなる

あと、わかりやすい行動案として「静かにして、調子に乗って喋らないこと」です。これはリアル教室でもあるのですが、「体質改善をしよう」と参加しているにも関わらず、初回参加時から自分の話をベラベラ話している人がいらっしゃるのです。これ、本来の姿として「自分を変えよう、学ぼう」という姿勢でしたら、ベラベラは話せないものです。「遠慮がちにちょこんと座って、聞かれたらしゃべる」くらいが自然でしょう。

細野さんの場合も、「次したら別れる」と言われていても彼を問い詰めたり、「私が甘えてベタベタして、また喧嘩になってしまった」といったお話から、「私が、私が」と我が出てしまうご性格だろうと感じます。ゆえに、スノボや会社で「静かにして、調子に乗って喋らないこと」は分かりやすい行動案であり、常に自分の立場を意識することにも繋がるので、とても良いのです。

…………。

……というアドバイスをすると、「いきなり喋らなくなって、どうしたんだとか、思われませんか？」と、ご質問を受けたことがあります（笑）

もちろんです。
そう思ってもらわないと、ですよね(^^）
それこそが、「変わったね」と思ってもらえる、第一歩になるのですから。