あのとき言ってくれたら、OKだったのに。
そんなことを言われたことは・・・ありませんか?
▼ 本物とは言えない? ▼
タイミングを逃してしまった・・・と言ってしまうと、それで片付いてしまうかもしれません。確かにこんなことを言われると、「え・・・!?」とショックですよね。
「う〜ん・・・確かに、そのとき“もしかしたら”とは思ったんです。
でも先生。タイミングタイミングっていいますけど、
そのときOKの気持ちだったなら、
今だっていいんじゃないですか?
それに・・・
すぐに気が変わるくらいなら、
その気持ちって、本物とは言えないと思いますけど・・・
」
これ、正論のように感じますが・・・あなたは、どう思いますか?
▼ タイミングとは? ▼
タイミングとは何か?
一言で言ってしまうなら、
決断と行動が可能なとき
です。
例えば、あなたもいろいろなことで悩んでしまうと思います。悩むことは多いのですが、実は、決断できないままフェードアウトしていることが、ほとんどなのです。
「クミ〜、あたし浩司くんに付き合ってくれって言われちゃった」
「へぇ〜、いいじゃん彼。まぁまぁかっこいいし」
「うん、そうなんだけど・・・
今まで友達だったから、なにか踏ん切りがつかなくて・・・」
「まぁ、そうだよね・・・」
「う〜ん・・・」
こんな感じです。
で、結局この後に、
「そうそう!駅前にできたお菓子屋さん知ってる?
あそこのクッキー、すっごい美味しいのよ〜」
「えーー!食べたーい!」
「行こう!行こう!!」
・・・と、フェードアウトして終わってしまうのです。
ここで、もしも。
〜略〜
「うん、そうなんだけど・・・
今まで友達だったから、なにか踏ん切りがつかなくて・・・」
「えー、私だったらそんなの関係ないよ!
それに今付き合ってる彼とも、もう終わりそうなんでしょ?」
「うん・・・もう、3ヶ月会ってない」
「じゃ、決まりよ!浩司よ!!」
「うん・・・そうね!
そうしよう!」
と、なっていたら、
今日という日が、浩司くんの気持ちを受け入れられる日
になるのです。
そして、そう思った彼女の気持ちに、ウソはないのです。
▼ 決心は薄れていく ▼
しかし、この決心。
・長く続くもの・・・ではないのです。
人は、「ある境界線」を踏み越えるときに、戸惑います。
それを越える決断ができたとき、人は、
境界線の目の前で、
向こうへジャンプしようと身構えている状態
になります。
ここで、本当にジャンプして向こうへ渡れるのは、さらにもう一段階自分で「足を踏み出す決断」ができたときか、又は、
誰かに背中を押してもらうか、手を引っぱってもらえたとき
なのです。
つまり、あなたが相手を口説いているなら・・・このときに、相手の手をとって思い切り引っ張ってあげることが大切なのです。
それができないと・・・相手はジャンプ体制を解いてしまって、元に戻ってしまいます。そして、ああ・・・無念。タイミングを逃してしまうのです。
▼ タイミングにのれると、気持ちは本物になる ▼
先程、「その気持ちって本当なの?」という疑問がありました。この答えは、「タイミングにのれると本当になる」というのが、適していると思います。
境界線を渡って、一度向こうへ行ってしまうと、
今度は、こちらへ戻ってくるにも
決心と行動が必要になるのです。
例のお話でいうと、一度浩司くんと始まってしまったら、余程のことがない限り、元の彼に戻ることは難しい・・・ということです。
タイミングを掴むことの重要性、おわかり頂けましたでしょうか?
相手の気持ちを本物にできるか、できないか。
それは、あなたの力にかかっている・・・のですよ。
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