ある雑誌の、「あなたの恋の悩みは何ですか?」というコーナーに、こんな意見がありました。
「とにかく、好きな人にもてないんです。
いくら他の人にもてても、好きな人にもてなければ、
何の意味もないと思うんです」
えっ?? なに言ってるの?
僕は、こう思ったのです。
▼ あなたを「イイ」と思う人 ▼
あなたは「いいなと思う人」をどうやって見つけますか? 例えば、パーティで、あなたが100人の異性の前で自己紹介をしたとします。すると、きっと何人かの人は、あなたに好意を持ってくれることでしょう。
そうですね…10人が好意を持ってくれたとしましょう。すると、この中の5人くらいの人は相手から話しかけてくるなど、何らかのアクションをしてくれると思います。
ここで。
この5人の中に、あなたの好みの人がいるか…わかりますか?そんなこと、実際にそうなってみないとわかりませんよね?好みの人がいれば問題ないのですが、これは、
ほとんど確率論であって、
努力してどうにかなるものではない
のです。
もしも、「あなたの好きなタイプの異性」をハッキリ分類できて。そして、「そういうタイプの人がどういう異性を好きになるか」まで調べ上げることができて、尚且つ、自分自身をそういう風に磨いていけば、好みの人からアタックを受ける確率は上がるでしょう。しかし、これには、ものすごい研究(?)と、自分を磨く時間とお金が必要です。
つまり、ここまでの結論。
アタックしてきてくれる人の中から、
100点満点を探すことは容易ではない
のです。
▼ 恋愛上級者?それとも… ▼
ここで、多くの人はこう言います。
「いいよってくる人には、大した人っていないんだよねー」
かくして、例でいうとパーティ100人全員の中からいい人を探し始めるか…もしくは、あきらめるというわけです。ここで恋愛上手な人は、あきらめる前に先ほどアタックをかけてくれた5人のほかに、
アタックはかけてきてくれないが、
好意をもってくれている残りの5人
を探そうとするのです。例のお話ですと、これだけでも、いい人に出会う確率が2倍に増えます。また相手も好意を持ってくれているので、「好きになった人が振り向いてくれない」という可能性も低いのです。ここが、そもそも論、
恋愛上手か、恋愛ベタかの別れ道
だと思います。
そして、もうひとつ大切なこと。
恋愛上手な人は、「付き合いはじめてから、その人の良いところを発見して、どんどん好きになることができる」のに対して、恋愛ベタな人は
どんどん欠点を発見していくクセがある
ように感じます。
このご意見をご覧ください。
「知性があってもイヤミな人でした。
お金があってもケチでした。
ルックス良くても自惚れていました。
だから、今度は性格がいい人を・・・」
・・・これでは、どんな人と付き合っても長続きはしないでしょう。
言ってみれば、知性があるから人の裏をとってイヤミが言える。ケチだからお金持ちになれる・・・のです。
完璧な人間などこの世にいません。と、同時にあなた自身も完璧ではないのです。これだけ相手を責める前に、わが身を見つめて欲しいと思うのです。
▼ あの人は私のことを、どう思っている? ▼
「いくら他の人にもてても、好きな人にもてなければ、
何の意味もないと思うんです」
そうではないのです。
自分を好いてくれている人の中から、
いい人を見つけることが、まず前提
だということです。これが失敗の少ない恋の道です。
きっと、疑問を感じる方も多いだろうなぁ・・・と思います。
もちろん、全然いい人がいないのに、ムリして見つけろなんていいません。ただ、順番として「好意を抱いてくれる人」→「普通の人」であるべきだということです。それに、実際はみんなやっていることでもあります。
あの人は、私のことをどう思っているんだろう?
恋をする。あるいは、気になる人ができると、あなたもこう考えますよね?この気持ちは、
あの人が私を好いてくれるなら、私ももっと好きになりたい
という気持ちの現れなのですから。
▼ P.S.実りやすい恋 と 実りにくい恋 ▼
誰を好きになっても、恋の成功率は同じ・・・そう思っていませんか?恋にはあきらかに、
実りやすい恋 と 実りにくい恋
があるのです。
次回、2004年5月27日の恋愛教室PREMIUMは、
知らずに、イバラの道を歩む人たち
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