マーチン先生の恋愛教室

恋を実らせるために必要なもの

「 感情の向こう側にあるものを見つめよう 」


    今回の事例は、このお話です。

31歳、レイラです。私には同じ銀行に勤める付き合って5年目の彼がいます。

付き合った当初から彼にプロポーズをされ、私もすぐに恋に落ち、この4年間に倦怠期などありませんでした。むしろ、今どきの男の人には珍しく「愛している」といつも言ってくれていました。

プロポーズをしてくれ、私の親にも挨拶を済ませて、後は来年の結婚式を待つばかりでした。

ところが、今月になって彼の家に行ったときに、
「女」ができていることがわかったのです。彼は「女」に


「彼女いるけど浮気相手でいい?
 彼女とは結婚するつもりだけど、君のことは彼女より愛してる」


と言ったそうです。
私は怒りのあまりに、つい「別れる!」と言ってしまいました。

本心ではなかったのですが、彼は涙を流して私と別れを決めました。そして、その日のうちに「女」のもとへ行き「付き合おう」、さらに「結婚しよう」と言ったそうです。そして「女」も、すっかりそのつもりになったみたいです。

どうにもやりきれず、私から「よりを戻して!」と言ったら・・・なんと、彼はあっさり私のもとに戻ってきたのです。そして、また結婚へ向けて話を進めているのですが、以前の彼と様子が違うのです。

まず、「愛している」と言ってくれなくなりました。そして、つい私は傷ついた心を引きずってしまい、今でも泣きながら彼を攻めて喧嘩になります。そんな私に彼もうんざりしているようです。

攻めてはいけないんだ、もっといい女にならなければと思っていますが、彼の心が今どこにあるのかわかりません。

この恋は終わらせたくないので、問い詰めるのはよしますが、私は胸の奥で「捨てられるのではないか?」の恐怖がつきまとってどうしようもないのです。

彼は、私のことをどう思っているのでしょうか?
私は、どうしたらいいのでしょうか・・・?

さぁ、あなただったら・・・どうしますか?
また、男女が逆転しても、このお話は共通の課題として考えられます。
男性の方も、ぜひ、よく考えてみましょう!


▼ ツライけれど ▼
このお話、

100%悪いのは彼


です。彼が悪いのです。
しかし・・・ここが恋のツライところ。彼との結婚をこのまま進めたいなら、彼が悪いとか、「女」を許せないといっても仕方がないのです。


恋を実らせるには、有事の際に自分の感情の向こう側にある
「自分が目指すもの」を見る力が必要です。


この力がレイラちゃんに初めからあれば、ここまでこじれずにすんだのです。相手の浮気が発覚したとき。許したいなら、


表沙汰にしてはならない


のです。これをしてしまうと・・・今回のようになるのです。
今更いっても仕方がありませんが、「二度と同じ失敗をしないよう」に、一時の感情を相手に叩き付けてしまう言動は、二度としないように肝に銘じておきましょう。


▼今、しなければならないこととは? ▼
僕は2年くらい前に10万円入った財布を会社でなくしました。たった1分間、トイレに置き去りにしてしまった、その間に盗まれてしまったのです。※このエピソードに興味がある方は、恋愛教室PREMIUM2003年8月28日号 「苦しみをバネに」をお求めください☆

このとき、僕は犯人を恨みましたが、それ以上に、


自分がバカだったと思いました。


今でもそう思います。
自分にとってマイナスのことが起こったとき。その責任の所在を明らかにし、問い詰め、反省を促すのはひとつの解決方法です。しかし、人生や恋愛では、それがなかなか通用しません。

「泥棒が悪い!」といっても、この世から泥棒は絶対にいなくなりません。「浮気はダメ!」といってもする人はするのです。

盗まれたなら、そのスキを作った自分が悪い。
騙されたなら、騙された自分が悪い。
浮気されたなら、浮気をされた自分が悪い。

そう思って、

自分自身に何ができるのかを「真剣に考え」、
それを「実行すること」が一番の解決方法


なのです。
他力本願ではなく自力で何ができるか・・・なのです。

では、レイラちゃんがすべきことは?
そして、できることは何なのでしょうか?

相談文を拝見しながら感じたことがあります。それは、相手の女性を「女」と表現しているところ。そして、「問い詰めるのはよしますが」というところです。

どちらも、あからさまに「憎しみ」の感情がこもっていることがよくわかります。文字にしたときこうなるようでは、彼と向かいあったときのレイラちゃん。特に、結婚に関する話をするときには、恐ろしいくらいの感情が滲み出ているに違いありません。これでは、彼が以前と様子が変わってしまっても不思議はないでしょう・・・。

なぜなら、レイラちゃんが、以前と様子が違うのだから。

恋人は自分を映し出す鏡です。
彼に元通りになって欲しいと思うなら、自分が元通りにならなければなりません。そのためには、


浮気をさせてしまった自分が悪かった。


そう思えるまで反省するしかありません。
結婚が決まって、安心しきっていなかったか?
結婚式について、ワガママなことを言ったりしていなかったか?
何でも構いません。具体的に反省できる材料を見つけて、


 「私も○○なことをしてしまい、
  本当に申し訳なかったと思っているよ。
  なかなか素直に言えなくて、ごめんなさい。
  また二人で頑張っていこう」


と彼に謝ることが大事です。
これが、彼との関係を持ち直すキーワードになるのです。


▼ 彼の心境と、持ち直すためのキーワード ▼
浮気が発覚した場合、どんな人でも陥る心境は次の2つしかありません。


 1.「・・・」と恋人に対して悪かったと思う。
 2.「まぁ、いいや」と開き直る。


根本的には、このいずれかです。
そして彼は、1の「・・・」でした。だから涙を流して別れを決め、その反動で、新しい彼女の元へ行き、「付き合おう、結婚しよう」と言ってしまったのです。

これは取り乱しているとしか考えられません。もしも、彼が2のように「まあ、いいや。俺には新しい彼女もいるし」なんて思っていたら、もっと落ち着いた行動を取っていたと思われるのです。

今、彼は、自分の失敗をどう取り戻したらいいのかわからない。
レイラちゃんからも責められるし・・・で


逃げ出したくなっている


と思います。
極端な劣勢になれば、誰だってその場から逃げ出したくなるのです。だから、先程のキーワードが効くのです。

「私も○○なことをしてしまい、本当に申し訳なかったと思っているよ。
 なかなか素直に言えなくてごめんなさい。また二人で頑張っていこう」

こちらから謝ることで、「ふたりは同じ立場にあるんだ」と彼に感じてもらえます。こうして、相手が極端な劣勢ではないということを、暗に示してあげるのです。そして、「なかなか素直に言えなくてごめんなさい」で、雰囲気が悪かった間のことを肯定的に考えてもらうのです。

「これまで気まずかったのはずっと怒っていたからではなく、
 素直に気持ちが言えずギクシャクしていたからなんだ」

そう思ってもらうことで、彼との関係を復活させるキッカケを作れます。
その後は・・・ご本人次第です。

・・・。

恋は感情の産物です。
しかし、恋を実らせるためには感情任せの行動だけでは難しいのです。感情の向こう側にある、目標を見据えた理論的な行動が必要なのですよ。


written by Martin 2005.04.19



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