マーチン先生の恋愛教室

私のものにはならないんだ

「 じゃ、行ってくる 」


    今回の事例解析は、恋愛教室PREMIUM NO.75に掲載された「恋のQ&A」をさらに深く掘り下げます。主人公はKさん、27歳。

Kさんは、妻子ある彼とお付き合いをしており悩まれていました。
そこで、僕が根本的に解決するには、「最終的に彼と一緒になれる道」をみつけることが必要でしょう・・・とお話をいたしました。

ここにご紹介するのは、その後に届いたKさんからのメッセージです。

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〜略〜

恋人も大事、家族も大事…
これってよく聞く「浮気する男の身勝手な言い分」ですよね(笑)
確かに身勝手でしょうが、でもこれって、当たり前のことなんじゃないの・・・と、私は思うのです。

男性だけの話ではなく、それこそ人間なら誰だってそうなんじゃないでしょうか。なぜって、「家族に対する親愛」と「恋人に対する愛情」って、まったく質が違うものだからです。質が違う以上、並存することが成り立ってしまうのは自然なことです。

かといって、恋愛の為に子供を捨てるような人間は、人として失格だと思います。

私自身、思春期の頃に起きた両親の離婚と再婚で、いろいろとつらい思いをしてきました。だからこそ、彼の家庭を壊して、お子さんにそんなつらい思いをさせるのは、絶対に駄目だと思うのです。

奥様に対しては、「恋人」である私でも、勝てる可能性があるかもしれません。しかし、お子さんに対しては、「恋人」にすぎない私では、絶対に勝てません。というよりも、


勝ってはならない


のです。

彼が家庭に帰るときは、とても寂しいし哀しいです。しかし、矛盾するようですが、彼が家庭を大事にしない人であれば、きっとこれほど好きにはなっていませんでした。

ツライことも多いですけれど、心底「幸せだ」と思える、貴重な時間を過ごせていることも事実です。この先どうなるかはわかりませんが、私は私なりに、せいいっぱい頑張ってやっていこうと思います。


▼ 理想とは? ▼


自分の恋人が、自分の理想とする人間像であって欲しい


という願いは、誰もが持っていると思います。
Kさんが言われている「矛盾」とは、ここに根っこがあるように思います。

>恋愛の為に子供を捨てるような人間は、人として失格だと思います。
(賛否両論ある意見だと思いますので、読者の皆さんは「Kさんはこう思われているんだね」と解釈してご覧下さい)

Kさんご自身が、ツライご経験をされたからでしょう・・・。
子供を捨ててまで私をとる・・・、そんな彼であって欲しくないし、そんなことまでして欲しくない、というお気持ちなのだと思います。

ここで、僕は思いました。
Kさんの理想像は、


家庭。特に子供を大切にする男性


ではないでしょうか?
だとしたら、普通に恋をした場合、


独身男性よりも、家庭を持って子供を愛している男性を
優先して愛してしまう


はずなのです。だからこそ、今、こうして彼との恋に落ちている・・・といえるでしょう。


▼ 精一杯頑張るために ▼
確かに今のままでも、「心底幸せだ」と思える時間はあると思います。しかし、「心底幸せだと思える時間もある」ということであり、その裏側には、


ツライ日常が待っている


ような気がしてならないのです。

理想の彼であればあるほど。
彼が家庭を大切にすればするほど、Kさんはツライ想いをするでしょう。

かといって、このままでは、「頑張ること=彼との絆を強めること≒彼の家庭を壊すこと」という図式になると思います。

つまり、Kさんが頑張れば頑張るほど、Kさんの嫌な男性像・・・家庭よりも恋をとってしまう男性に、彼が近づいてしまうはずなのです。

もしも、彼のお子さんの幸せを壊すことなく、彼の側にいる道が見つかれば・・・この恋、根本的に前向きに頑張れるように思います。

その道が見つかるまでは、理想像の彼と、Kさんご自身の幸せ。
両方のバランスが取れる位置に、Kさんご自身の身を置くことが必要なのかもしれません。

・・・。

僕は、自分の人生は自分で決めた道を歩みたいと思うタイプです。

ですから、Kさんご自身の人生。
ご自身で選ばれた道を、一生懸命歩んで欲しいと思います。


▼ P.S.6年間の恋 ▼
僕の友人に、妻子、恋人あり・・・という人がいらっしゃいます。恋人の女性は、初めから彼に妻子があることはご存知で、その上でお付き合いを始められました。・・・そして、既に6年が経ちます。

ある日、僕は彼に質問しました。

「いい、悪いは別として、
 よく、6年も続きますねー」

「まぁーねー。それなりに色々あったけどね」

「何か、コツでもあるんですか??」

「・・・そんなのは、考えたことないよー」

「彼女の部屋から自分の家に帰るときなんて、
 寂しがりませんか?」

「あー、俺、帰らないから」

「えっ?」

「彼女の家から出るときには、


じゃ、行ってくる。


 って言うんだよ」

・・・。

そして、彼女は、


行ってらっしゃい。


と、彼を送り出すそうです。

なぜ、ふたりが6年も続くのか・・・少しだけわかる気がしました。
あなたは、いかが思われますか・・・。





ekoさん、かわいいネコちゃんをありがとう!  I miss you...
 あなたに逢いたい・・・
Illustrated by eko written by Martin 2003.07.30



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